2024年11月4日更新.2,470記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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甘草は1日5gまで?

甘草の1日最大量は?

甘草はほとんどの漢方薬に配合されている生薬です。
医療用漢方エキス製剤のおよそ7割に甘草が配合されています。

1日の最大許容量は5グラムが目安とされています。
ミオパシーや低カリウム血症の人は1日2.5gまで。

漢方薬に配合されている甘草の1日量は3g(グリチルリチンとして120mg)以下のことが多いです。
芍薬甘草湯にはすでに1日量で甘草6g配合されているので、連用してはいけません。

偽アルドステロン症とは?

甘草の大量摂取で問題となるのは、偽アルドステロン症です。
偽アルドステロン症とは体液バランスの異常です。

その名の通り、偽のアルドステロン症、アルドステロンが過剰分泌していないにもかかわらず、過剰分泌されているような状態を示す病気です。
発症機序は、グリチルレチン酸により11βHSD2という酵素の活性が抑制され、過剰となったコルチゾールがミネラルコルチコイド受容体、略してMRを介して、ミネラルコルチコイド作用を発揮することにより、偽アルドステロン症が生じるとのこと。

甘草1gにグリチルリチン約40mgが含まれています。
グリチルリチンは1日300mg(甘草7.5g)になると副作用上昇。

グリチルリチンとして、75~150mg以下の少量摂取での副作用発現の報告もあり、とくに高齢者や腎機能の低下が見られる患者さんでは注意が必要です。

甘草を多く含む漢方薬は?

甘草湯 8.0g
芍薬甘草湯 6.0g
甘麦大棗湯 5.0g
小青竜湯 3.0g
人参湯 3.0g
炙甘草湯 3.0g
排膿散及湯 3.0g
芎帰膠艾湯 3.0g

1日最大配合量がグリチルリチン酸として40mg以上又は甘草として1g以上(エキス剤については原生薬に換算して1g以上)の一般用医薬品の使用上の注意に追加記載する事項

(1)次の人は服用前に医師、薬剤師に相談すること。
1)血圧の高い人又は高齢者
2)心臓又は腎臓に障害のある人
3)むくみのある人
4)医師の治療を受けている人

医薬品情報21 » Blog Archive » 「甘草の1日最大許容量について」

グリチロン配合錠1錠中には、グリチルリチン酸が25mg入っています。1日量9錠とした場合、225㎎。
芍薬甘草湯1日量6g中には、グリチルリチン酸が240mg入っています。

甘草と偽アルドステロン症

偽アルドステロン症は、甘草を含む漢方薬を長期大量投与したときに現れることが報告されている。
本症は、投与開始から10日以内から数年以上の投与において発症しており、発症時期に一定の傾向は認められない。

ただし、3ヶ月以内に発症例が約40%を占めており、とくに注意を要する期間である。
症状としては、ナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、低カリウム血症となり尿量の減少、浮腫、高血圧、四肢麻痺などがみられる。

本症は、女性に発症が多く、個人の体質的要素も関与するとの見解もある。
しかし、60歳以上の高齢者に芍薬甘草湯を1ヶ月以上連用する場合は、発症のリスクが上がることも報告されている。

偽アルドステロン症の症状は?

したがって、甘草を含む漢方薬を長期大量投与している患者には、副作用としてむくみや四肢の麻痺・脱力感・けいれんおよび頭痛の発現について説明し、そのような自覚症状が現れた場合には、速やかに連絡するよう伝えておく必要がある。

四肢の麻痺・脱力感・けいれんの頻度が約60%ともっとも多く、本症の発見の契機となる。
また、家庭用血圧計の普及や医療施設での血圧計の設置により血圧測定も容易となった。

患者自身が、血圧を頻回にモニタリングすることも本症の発見に有用な方法である。
高血圧の発現頻度は、自覚症状に次いで多く35%を示す。

一方、自覚症状もなく本症の発見に至る場合もあり、血清カリウム値の測定は甘草を含む漢方薬を連用している患者では必須な検査である。
検査の実施時期として、投与開始時、あるいは投与量変更時には1ヶ月以内、その後の維持期では3~6ヶ月に1回の測定が推奨されている。

低カリウム血症は、血清カリウム値が3.5mg/dLまたは投与前の値より低下した場合を判断基準とする。
偽アルドステロン症の判別基準としては、血清カリウム値の低下や血圧上昇とともに低レニン低アルドステロン血症が生じ、原因薬剤の中止により正常化した場合に副作用と診断される。

偽アルドステロン症の発症機序は?

偽アルドステロン症は、甘草に含まれる主成分のグリチルレチンのアグリコンであるグリチルレチン酸の副作用である。
グリチルリチンは2分子のグルクロン酸配糖体であり、そのままでは消化管から吸収されず、消化管内の腸内細菌により加水分解されグリチルレチン酸となり吸収される。

グリチルレチン製剤を経口投与した場合には、グリチルリチンは検出されていない。
慢性肝炎治療のためグリチルリチンは、静注または経口で連日長期投与されるが、本症の発症は、静注より経口投与に多くみられることから、甘草を多く含む漢方薬の長期投与では発症のリスクが高まると考えられる。

グリチルレチン酸は、コルチゾールからコルチゾンへの転換に作用する11β水酸化ステロイド脱水素酵素を阻害する作用をもっている。
この酵素がグリチルリチン酸の大量摂取時に障害されることでコルチゾールの代謝が抑制され、尿細管の鉱質コルチコイド受容体に作用してナトリウムの再吸収を促進させカリウム排泄を増加させるため、低カリウム血症を生じやすくなる。

甘草は1日2.5gまで?

甘草は漢方製剤の約70%に含まれ、もっとも使用頻度の高い生薬の一つである。

甘草による偽アルドステロン症は有名で、血圧上昇、低カリウム血症、末梢性浮腫、ミオパチーをともなうとされる。
近年複数の漢方製剤の併用投与が行われるようになり、それぞれに含有される甘草の合計が過量となる場合も少なくない。

ガイドラインでは1日摂取量が2.5gを超えないことを基準としているが、漢方製剤一種ですでに一日量3gに達するものもあるので、臨床家は十分に留意すべきである。
ただ甘草に対する反応は個人差が大であり、なかなか一律に考えるわけにいかないのが現状である。

同様にカリウムを低下させる利尿剤との併用時は、とくに副作用出現に留意する必要がある。
わが国で消費される甘草の95%が食品の矯味料としてであることを考えると、低カリウム血症と診断した場合には、漢方以外の甘草の摂取の可能性を検討しなければならない。

芍薬甘草湯を長期服用しちゃダメ?

芍薬甘草湯は、その名の通り、芍薬と甘草の2つの生薬構成で成り立っています。
どちらも鎮痛、鎮痙、鎮静作用などがあり、併用することで作用が増強することから、漢方薬の鎮痛剤として知られています。

芍薬甘草湯は甘草の含有量が多い製剤であり、甘草の副作用として、偽アルドステロン症、低カリウム血症、ミオパシーなどがみられることがあります。
したがって、芍薬甘草湯は、一般的には頓服で用いるか、あるいは他の方剤と併用するほうが望ましいでしょう。

しかし、臨床的には長期服用に際しても、実際には、上記のような副作用が認められることはほとんどまれですが、やはり長期服用のケースにおいては十分な経過観察が望ましいと思われます。

場合によっては、方剤のバランスをとるため白朮、茯苓などの利水薬の配合も必要であるかと考えます。
なお、芍薬の性質は寒であり、本剤は芍薬の含有量も多いことから寒証の患者に対する長期連用には注意が必要です。

そのため、寒証の人で、手足などが冷え同様な痛みを呈する人には附子を加味した芍薬甘草附子湯を用いるほうがよいでしょう。

甘草含有生薬一覧

漢方薬の副作用で注意すべきものに甘草による偽アルドステロン症がある。
ほとんどの漢方薬で甘草が含まれているという印象なので、甘草が入っていない漢方薬なのに、偽アルドステロン症の副作用について指導してしまうという勘違いを犯してしまう。

ツムラで調べたところ129製品中94製品に甘草が入っていた。

製品番号商品名成分甘草
ツムラ001番葛根湯(カッコントウ)葛根(カッコン),麻黄(マオウ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ)
ツムラ002番葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)葛根(カッコン),麻黄(マオウ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ),川きゅう(センキュウ),辛夷(シンイ)
ツムラ003番乙字湯(オツジトウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),当帰(トウキ),升麻( ショウマ),大黄(ダイオウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ005番安中散(アンチュウサン)桂皮(ケイヒ),延胡索(エンゴサク),牡蛎(ボレイ),茴香(ウイキョウ),甘草(カンゾウ),縮砂(シュクシャ),良姜(リョウキョウ)
ツムラ006番十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)荊芥(ケイガイ),防風(ボウフウ),柴胡(サイコ),桔梗(キキョウ),川きゅう(センキュウ),茯苓(ブクリョウ),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),樸そく(ボクソク),独活(ドッカツ)
ツムラ007番八味地黄丸(ハチミジオウガン)地黄(ジオウ),山茱萸(サンシュユ),山薬(サンヤク),茯苓(ブクリョウ),沢瀉(タクシャ),牡丹皮(ボタンピ),桂皮(ケイヒ),附子(ブシ)×
ツムラ008番大柴胡湯(ダイサイコトウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),半夏(ハンゲ),枳実(キジツ),大黄(ダイオウ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)×
ツムラ009番小柴胡湯(ショウサイコトウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)
ツムラ010番柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)柴胡(サイコ),桂皮(ケイヒ),黄ごん(オウゴン),半夏(ハンゲ),芍薬(シャクヤク),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)
ツムラ011番柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)柴胡(サイコ),桂皮(ケイヒ),乾姜(カンキョウ),黄ごん(オウゴン),牡蛎(ボレイ),か楼根(カロコン),甘草(カンゾウ)
ツムラ012番柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)柴胡(サイコ),竜骨( リュウコツ),牡蛎(ボレイ),黄ごん(オウゴン),大黄(ダイオウ)(ツムラ製品は含まない),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),茯苓(ブクリョウ),桂皮(ケイヒ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)×
ツムラ014番半夏瀉心湯(ハンゲシャシントウ)半夏(ハンゲ),黄ごん(オウゴン),黄連(オウレン),人参(ニンジン),乾姜(カンキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ015番黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)黄連(オウレン),黄ごん(オウゴン),黄柏(オウバク),山梔子(サンシシ)×
ツムラ016番半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)半夏(ハンゲ),厚朴(コウボク),茯苓(ブクリョウ),蘇葉(ソヨウ),生姜(ショウキョウ)×
ツムラ017番五苓散(ゴレイサン)猪苓(チョレイ),茯苓(ブクリョウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),沢瀉(タクシャ),桂皮(ケイヒ)×
ツムラ018番桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),蒼朮(ソウジュツ),附子(ブシ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ019番小青竜湯(ショウセイリュウトウ)麻黄(マオウ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),半夏(ハンゲ),五味子(ゴミシ),細辛(サイシン),乾姜(カンキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ020番防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)防已(ボウイ),黄耆(オウギ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ021番小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)半夏(ハンゲ),生姜(ショウキョウ),茯苓(ブクリョウ)×
ツムラ022番消風散(ショウフウサン)荊芥(ケイガイ),防風(ボウフウ),蒼朮(ソウジュツ),木通(モクツウ),石膏(セッコウ),知母(チモ),苦參(クジン),地黄(ジオウ),当帰(トウキ),牛蒡子(ゴボウシ),胡麻(ゴマ),蝉退(ゼンタイ),甘草(カンゾウ)
ツムラ023番当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),沢瀉(タクシャ),茯苓(ブクリョウ)×
ツムラ024番加味逍遙散(カミショウヨウサン)柴胡(サイコ),芍薬(シャクヤク),蒼朮(ソウジュツ),当帰(トウキ),茯苓(ブクリョウ),山梔子(サンシシ),牡丹皮(ボタンピ),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),薄荷(ハッカ)
ツムラ025番桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),茯苓(ブクリョウ),桃仁(トウニン),牡丹皮(ボタンピ)×
ツムラ026番桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)桂皮(ケイヒ),竜骨( リュウコツ),牡蛎(ボレイ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ027番麻黄湯(マオウトウ)麻黄(マオウ),桂皮(ケイヒ),杏仁(キョウニン),甘草(カンゾウ)
ツムラ028番越婢加朮湯(エッピカジュツトウ)麻黄(マオウ),石膏(セッコウ),蒼朮(ソウジュツ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ)
ツムラ029番麦門冬湯(バクモンドウトウ)麦門冬(バクモンドウ),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),粳米(コウベイ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ030番真武湯(シンブトウ)附子(ブシ),茯苓(ブクリョウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ)×
ツムラ031番呉茱萸湯(ゴシュユトウ)呉茱萸(ゴシュユ),人參( ニンジン),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ)×
ツムラ032番人参湯(ニンジントウ)人参(ニンジン),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),乾姜(カンキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ033番大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)大黄(ダイオウ),牡丹皮(ボタンピ),桃仁(トウニン),冬瓜子(トウガシ),芒硝(ボウショウ)×
ツムラ034番白虎加人参湯(ビャッコカニンジントウ)石膏(セッコウ),知母(チモ),粳米(コウベイ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ)
ツムラ035番四逆散(シギャクサン)柴胡(サイコ),枳実(キジツ),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ)
ツムラ036番木防已湯(モクボウイトウ)防己(ボウイ),石膏(セッコウ),桂皮(ケイヒ),人参(ニンジン)×
ツムラ037番半夏白朮天麻湯(ハンゲビャクジュツテンマトウ)半夏(ハンゲ),白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),沢瀉(タクシャ),天麻(テンマ),人参(ニンジン),黄耆(オウギ),乾姜(カンキョウ),陳皮(チンピ),黄柏(オウバク),麦芽(バクガ),生姜(ショウキョウ)×
ツムラ038番当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)当帰(トウキ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),細辛(サイシン),呉茱萸(ゴシュユ),生姜(ショウキョウ),木通(モクツウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ039番苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)茯苓(ブクリョウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),桂皮(ケイヒ),甘草(カンゾウ)
ツムラ040番猪苓湯(チョレイトウ)猪苓(チョレイ),沢瀉(タクシャ),茯苓(ブクリョウ),阿膠(アキョウ),滑石(カッセキ)×
ツムラ041番補中益気湯(ホチュウエッキトウ)人参(ニンジン),黄耆(オウギ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),柴胡(サイコ),当帰(トウキ),升麻(ショウマ),陳皮(チンピ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ043番六君子湯(リックンシトウ)蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),人参(ニンジン),半夏(ハンゲ),陳皮(チンピ),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ045番桂枝湯(ケイシトウ)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ046番七物降下湯(シチモツコウカトウ)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ),黄耆(オウギ),黄柏(オウバク),釣藤鈎(チョウトウコウ)×
ツムラ047番釣藤散(チョウトウサン)釣藤鈎(チョウトウコウ),石膏(セッコウ),茯苓(ブクリョウ),半夏(ハンゲ),防風(ボウフウ),菊花(キッカ),人参(ニンジン),麦門冬(バクモンドウ),陳皮(チンピ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ048番十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),人参(ニンジン),桂皮(ケイヒ),黄耆(オウギ),甘草(カンゾウ)
ツムラ050番荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)黄ごん(オウゴン),黄柏(オウバク),黄連(オウレン),桔梗(キキョウ),枳実(キジツ),荊芥(ケイガイ),柴胡(サイコ),山梔子(サンシシ),地黄(ジオウ),芍薬(シャクヤク),川きゅう(センキュウ),当帰(トウキ),薄荷(ハッカ),白し(ビャクシ),防風(ボウフウ),連翹(レンギョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ051番潤腸湯(ジュンチョウトウ)大黄(ダイオウ),麻子仁(マシニン),杏仁(キョウニン),桃仁(トウニン),厚朴(コウボク),当帰(トウキ),地黄(ジオウ),黄ごん(オウゴン),枳実(キジツ),甘草(カンゾウ)
ツムラ052番薏苡仁湯(ヨクイニントウ)よく苡仁(ヨクイニン),麻黄(マオウ),桂皮(ケイヒ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),当帰(トウキ),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ)
ツムラ053番疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),桃仁(トウニン),牛膝(ゴシツ),陳皮(チンピ),防己(ボウイ),防風(ボウフウ),竜胆(リュウタン),白し(ビャクシ),生姜(ショウキョウ),威霊仙(イレイセン),羌活(キョウカツ),甘草(カンゾウ)
ツムラ054番抑肝散(ヨクカンサン)柴胡(サイコ),釣藤鈎(チョウトウコウ),蒼朮(ソウジュツ),茯苓(ブクリョウ),当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ055番麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)麻黄(マオウ),杏仁(キョウニン),甘草(カンゾウ),石膏(セッコウ)
ツムラ056番五淋散(ゴリンサン)黄ごん(オウゴン),茯苓(ブクリョウ),沢瀉(タクシャ),車前子(シャゼンシ),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ),地黄(ジオウ),当帰(トウキ),木通(モクツウ),山梔子(サンシシ),滑石(カッセキ)
ツムラ057番温清飲(ウンセイイン)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ),黄ごん(オウゴン),黄柏(オウバク),黄連(オウレン),山梔子(サンシシ)×
ツムラ058番清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)防風(ボウフウ),薄荷(ハッカ),荊芥(ケイガイ),連翹(レンギョウ),黄連(オウレン),黄ごん(オウゴン),山梔子(サンシシ),桔梗(キキョウ),川きゅう(センキュウ),白シ(ビャクシ),枳実(キジツ),甘草(カンゾウ)
ツムラ059番治頭瘡一方(ヂヅソウイッポウ)防風(ボウフウ),荊芥(ケイガイ),連翹(レンギョウ),蒼朮(ソウジュツ),川きゅう(センキュウ),紅花(コウカ),忍冬(ニンドウ),大黄(ダイオウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ060番桂枝加芍薬湯(ケイシカシャクヤクトウ)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ061番桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)大黄(ダイオウ),芒硝(ボウショウ),桃仁(トウニン),桂皮(ケイヒ),甘草(カンゾウ)
ツムラ062番防風通聖散(ボウフウツウショウサン)防風(ボウフウ),黄ごん(オウゴン),大黄(ダイオウ),芒硝(ボウショウ),麻黄(マオウ),石膏(セッコウ),白朮(ビャクジュツ),荊芥(ケイガイ),連翹(レンギョウ),桔梗(キキョウ),山梔子(サンシシ),芍薬(シャクヤク),当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),薄荷(ハッカ),滑石(カッセキ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ063番五積散(ゴシャクサン)蒼朮(ソウジュツ),陳皮(チンピ),当帰(トウキ),半夏(ハンゲ),茯苓(ブクリョウ),甘草(カンゾウ),桔梗(キキョウ),枳実(キジツ),桂皮(ケイヒ),厚朴(コウボク),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),川きゅう(センキュウ),大棗(タイソウ),白シ(ビャクシ),麻黄(マオウ)
ツムラ064番炙甘草湯(シャカンゾウトウ)炙甘草(シャカンゾウ),人参(ニンジン),桂皮(ケイヒ),阿膠(アキョウ),麦門冬(バクモンドウ),麻子仁(マシニン),地黄(ジオウ),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ)
ツムラ065番帰脾湯(キヒトウ)人参(ニンジン),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),酸棗仁(サンソウニン),竜眼(リュウガン),遠志(オンジ),当帰(トウキ),黄耆(オウギ),木香(モッコウ)
ツムラ066番参蘇飲(ジンソイン)人参(ニンジン),茯苓(ブクリョウ),半夏(ハンゲ),陳皮(チンピ),葛根(カッコン),桔梗(キキョウ),枳実(キジツ),蘇葉(ソヨウ),前胡(ゼンコ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ067番女神散(ニョシンサン)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),香附子(コウブシ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),桂皮(ケイヒ),黄連(オウレン),黄ごん(オウゴン),人参(ニンジン),檳榔子(ビンロウジ),丁子(チョウジ),木香(モッコウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ068番芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ)
ツムラ069番茯苓飲(ブクリョウイン)茯苓(ブクリョウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),人参(ニンジン),陳皮(チンピ),枳実(キジツ),生姜(ショウキョウ)×
ツムラ070番香蘇散(コウソサン)香附子(コウブシ),蘇葉(ソヨウ),陳皮(チンピ),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ)
ツムラ071番四物湯(シモツトウ)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ)×
ツムラ072番甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)甘草(カンゾウ),小麦(ショウバク),大棗(タイソウ)
ツムラ073番柴陥湯(サイカントウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),黄連(オウレン),か楼仁(カロニン),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)
ツムラ074番調胃承気湯(チョウイジョウキトウ)大黄(ダイオウ),芒硝(ボウショウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ075番四君子湯(シクンシトウ)蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)
ツムラ076番竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)竜胆(リュウタン),黄ごん(オウゴン),山梔子(サンシシ),木通(モクツウ),車前子(シャゼンシ),沢瀉(タクシャ),当帰(トウキ),地黄(ジオウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ077番芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ),阿膠(アキョウ),艾葉(ガイヨウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ078番麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)麻黄(マオウ),杏仁(キョウニン),よく苡仁(ヨクイニン),甘草(カンゾウ)
ツムラ079番平胃散(ヘイイサン)蒼朮(ソウジュツ),厚朴(コウボク),陳皮(チンピ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ080番柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)柴胡(サイコ),黄ゴン(オウゴン),黄柏(オウバク),黄連(オウレン),カ楼根(カロコン),甘草(カンゾウ),桔梗(キキョウ),山梔子(サンシシ),地黄(ジオウ),芍薬(シャクヤク),川きゅう(センキュウ),当帰(トウキ),薄荷(ハッカ),連翹(レンギョウ),牛蒡子(ゴボウシ)
ツムラ081番二陳湯(ニチントウ)半夏(ハンゲ),生姜(ショウキョウ),茯苓(ブクリョウ),陳皮(チンピ),甘草(カンゾウ)
ツムラ082番桂枝人参湯(ケイシニンジントウ)桂皮(ケイヒ),人参(ニンジン),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),乾姜(カンキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ083番抑肝散加陳皮半夏(ヨクカンサンカチンピハンゲ)柴胡(サイコ),釣藤鈎(チョウトウコウ),蒼朮(ソウジュツ),茯苓(ブクリョウ),当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),陳皮(チンピ),半夏(ハンゲ),甘草(カンゾウ)
ツムラ084番大黄甘草湯(ダイオウカンゾウトウ)大黄(ダイオウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ085番神秘湯(シンピトウ)麻黄(マオウ),杏仁(キョウニン),陳皮(チンピ),厚朴(コウボク),柴胡(サイコ),蘇葉(ソヨウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ086番当帰飲子(トウキインシ)当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),地黄(ジオウ),芍薬(シャクヤク),荊芥(ケイガイ),防風(ボウフウ),黄耆(オウギ),何首鳥(カシュウ),しつ梨子(シツリシ),甘草(カンゾウ)
ツムラ087番六味丸(ロクミガン)地黄(ジオウ),山茱萸(サンシュユ),山薬(サンヤク),茯苓(ブクリョウ),沢瀉(タクシャ),牡丹皮(ボタンピ)×
ツムラ088番二朮湯(ニジュツトウ)蒼朮(ソウジュツ),白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),黄ごん(オウゴン),半夏(ハンゲ),香附子(コウブシ),陳皮(チンピ),威霊仙(イレイセン),天南星(テンナンショウ),きょう活(キョウカツ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ089番治打撲一方(ヂダボクイッポウ)桂皮(ケイヒ),丁子(チョウジ),大黄(ダイオウ),樸そく(ボクソク),川きゅう(センキュウ),川骨(センコツ),甘草(カンゾウ)
ツムラ090番清肺湯(セイハイトウ)麦門冬(バクモンドウ),天門冬(テンモンドウ),杏仁(キョウニン),桔梗(キキョウ),貝母(バイモ),桑白皮(ソウハクヒ),陳皮(チンピ),黄ごん(オウゴン),山梔子(サンシシ),当帰(トウキ),茯苓(ブクリョウ),五味子(ゴミシ),竹ジョ(チクジョ),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ091番竹筎温胆湯(チクジョウンタントウ)竹じょ(チクジョ),半夏(ハンゲ),枳実(キジツ),麦門冬(バクモンドウ),桔梗(キキョウ),陳皮(チンピ),柴胡(サイコ),黄連(オウレン),人参(ニンジン),香附子(コウブシ),茯苓(ブクリョウ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ092番滋陰至宝湯(ジインシホウトウ)麦門冬(バクモンドウ),貝母(バイモ),陳皮(チンピ),柴胡(サイコ),知母(チモ),地骨皮(ジコッピ),香附子(コウブシ),芍薬(シャクヤク),当帰(トウキ),麦門冬(バクモンドウ),白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),甘草(カンゾウ),薄荷(ハッカ)
ツムラ093番滋陰降火湯(ジインコウカトウ)麦門冬(バクモンドウ),天門冬(テンモンドウ),陳皮(チンピ),知母(チモ)×
ツムラ095番五虎湯(ゴコトウ)麻黄(マオウ),杏仁(キョウニン),甘草(カンゾウ),石膏(セッコウ),桑白皮(ソウハクヒ)
ツムラ096番柴朴湯(サイボクトウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),半夏(ハンゲ),厚朴(コウボク),茯苓(ブクリョウ),蘇葉(ソヨウ),人参(ニンジン),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ097番大防風湯(ダイボウフウトウ)防風(ボウフウ),黄耆(オウギ),当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ),附子(ブシ),人参(ニンジン),蒼朮(ソウジュツ),杜仲(トチュウ),牛膝(ゴシツ),きょう活(キョウカツ),乾姜(カンキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ098番黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)黄耆(オウギ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ099番小建中湯(ショウケンチュウトウ)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ),膠飴(コウイ)
ツムラ100番大建中湯(ダイケンチュウトウ)人参(ニンジン),山椒(サンショウ),乾姜(カンキョウ),膠飴(コウイ)×
ツムラ101番升麻葛根湯(ショウマカッコントウ)升麻(ショウマ),葛根(カッコン),芍薬(シャクヤク),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ)
ツムラ102番当帰湯(トウキトウ)当帰(トウキ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),半夏(ハンゲ),厚朴(コウボク),人参(ニンジン),黄耆(オウギ),山椒(サンショウ),乾姜(カンキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ103番酸棗仁湯(サンソウニントウ)酸棗仁(サンソウニン),知母( チモ),茯苓(ブクリョウ),川きゅう(センキュウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ104番辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)辛夷(シンイ),枇杷葉(ビワヨウ),升麻(ショウマ),知母(チモ),麦門冬(バクモンドウ),百合(ビャクゴウ),石膏(セッコウ),黄ごん(オウゴン),山梔子(サンシシ)×
ツムラ105番通導散(ツウドウサン)大黄(ダイオウ),芒硝(ボウショウ),厚朴(コウボク),枳実(キジツ),当帰(トウキ),紅花(コウカ),蘇木(ソボク),陳皮(チンピ),木通(モクツウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ106番温経湯(ウンケイトウ)麦門冬(バクモンドウ),半夏(ハンゲ),当帰( トウキ),甘草(カンゾウ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),川きゅう(センキュウ),人参(ニンジン),牡丹皮(ボタンピ),呉茱萸(ゴシュユ),生姜(ショウキョウ),阿膠(アキョウ)
ツムラ107番牛車腎気丸(ゴシャジンキガン)地黄(ジオウ),山薬(サンヤク),山茱萸(サンシュユ),茯苓(ブクリョウ),沢瀉(タクシャ),牡丹皮(ボタンピ),桂皮(ケイヒ),附子(ブシ),牛膝(ゴシツ),車前子(シャゼンシ)×
ツムラ108番人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)人参(ニンジン),黄耆(オウギ),当帰(トウキ),地黄(ジオウ),白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),芍薬(シャクヤク),桂皮(ケイヒ),陳皮(チンピ),遠志(オンジ),五味子(ゴミシ),甘草(カンゾウ)
ツムラ109番小柴胡湯加桔梗石膏(ショウサイコトウカキキョウセッコウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),石膏(セッコウ),桔梗(キキョウ),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ)
ツムラ110番立効散(リッコウサン)防風(ボウフウ),細辛(サイシン),升麻(ショウマ),竜胆(リュウタン),甘草(カンゾウ)
ツムラ111番清心蓮子飲(セイシンレンシイン)黄ごん(オウゴン),麦門冬(バクモンドウ),茯苓(ブクリョウ),車前子(シャゼンシ),人參(ニンジン),黄耆(オウギ),甘草(カンゾウ),蓮肉(レンニク),地骨皮(ジコッピ)
ツムラ112番猪苓湯合四物湯(チョレイトウゴウシモツトウ)猪苓(チョレイ),沢瀉(タクシャ),茯苓(ブクリョウ),阿膠(アキョウ),滑石(カッセキ),当帰(トウキ),川きゅう(センキュウ),芍薬(シャクヤク),地黄(ジオウ)×
ツムラ113番三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)黄連(オウレン),黄ごん(オウゴン),大黄(ダイオウ)×
ツムラ114番柴苓湯(サイレイトウ)柴胡(サイコ),黄ごん(オウゴン),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),猪苓(チョレイ),茯苓(ブクリョウ),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),沢瀉(タクシャ),桂皮(ケイヒ)
ツムラ115番胃苓湯(イレイトウ)厚朴(コウボク),蒼朮(ソウジュツ),沢瀉(タクシャ),猪苓(チョレイ),陳皮(チンピ),白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),桂皮(ケイヒ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ116番茯苓飲合半夏厚朴湯(ブクリョウインゴウハンゲコウボクトウ)茯苓(ブクリョウ),蒼朮(ソウジュツ),人参(ニンジン),陳皮(チンピ),枳実(キジツ),半夏(ハンゲ),厚朴(コウボク),蘇葉(ソヨウ),生姜(ショウキョウ)×
ツムラ117番茵蔯五苓散(インチンゴレイサン)茵ちん蒿(インチンコウ),沢瀉(タクシャ),猪苓(チョレイ),蒼朮(ソウジュツ),茯苓(ブクリョウ),桂皮(ケイヒ)×
ツムラ118番苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)茯苓(ブクリョウ),白朮(ビャクジュツ),乾姜(カンキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ119番苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)半夏(ハンゲ),杏仁(キョウニン),五味子(ゴミシ),細辛(サイシン),茯苓(ブクリョウ),乾姜(カンキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ120番黄連湯(オウレントウ)黄連(オウレン),半夏(ハンゲ),人参(ニンジン),甘草(カンゾウ),桂皮(ケイヒ),乾姜(カンキョウ),大棗(タイソウ)
ツムラ121番三物黄芩湯(サンモツオウゴントウ)黄ごん(オウゴン),苦参(クジン),地黄(ジオウ)×
ツムラ122番排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)桔梗(キキョウ),枳実(キジツ),芍薬(シャクヤク),大棗(タイソウ),生姜(ショウキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ123番当帰建中湯(トウキケンチュウトウ)当帰(トウキ),桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ124番川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)川きゅう(センキュウ),荊芥(ケイガイ),防風(ボウフウ),薄荷(ハッカ),香附子(コウブシ),白し(ビャクシ),きょう活(キョウカツ),茶葉(チャヨウ)または細葉(サイチャ),甘草(カンゾウ)
ツムラ125番桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),茯苓(ブクリョウ),桃仁(トウニン),牡丹皮(ボタンピ),よく苡仁(ヨクイニン)×
ツムラ126番麻子仁丸(マシニガン)麻子仁(マシニン),杏仁(キョウニン),大黄(ダイオウ),厚朴(コウボク),枳実(キジツ),芍薬(シャクヤク)×
ツムラ127番麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)麻黄(マオウ),附子(ブシ),細辛(サイシン)×
ツムラ128番啓脾湯(ケイヒトウ)蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),山薬(サンヤク),人参(ニンジン),沢瀉(タクシャ),陳皮(チンピ),蓮肉(レンニク),山ざ子(サンザシ),甘草(カンゾウ)
ツムラ133番大承気湯(ダイジョウキトウ)大黄(ダイオウ),芒硝(ボウショウ),厚朴(コウボク),枳実(キジツ)×
ツムラ134番桂枝加芍薬大黄湯(ケイシカシャクヤクダイオウトウ)桂皮(ケイヒ),芍薬(シャクヤク),大黄(ダイオウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ135番茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)茵ちん蒿(インチンコウ),山梔子(サンシシ),大黄(ダイオウ)×
ツムラ136番清暑益気湯(セイショエッキトウ)人参(ニンジン),蒼朮(ソウジュツ),麦門冬(バクモンドウ),陳皮(チンピ),黄耆(オウギ),黄柏(オウバク),当帰(トウキ),五味子(ゴミシ),甘草(カンゾウ)
ツムラ137番加味帰脾湯(カミキヒトウ)人参(ニンジン),蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ),茯苓(ブクリョウ),甘草(カンゾウ),生姜(ショウキョウ),大棗(タイソウ),酸棗仁(サンソウニン),竜眼(リュウガン),遠志(オンジ),当帰(トウキ),黄耆(オウギ),木香(モッコウ),柴胡(サイコ),山梔子(サンシシ)
ツムラ138番桔梗湯(キキョウトウ)桔梗(キキョウ),甘草(カンゾウ)
ツムラ501番紫雲膏(シウンコウ)ゴマ油、紫根(シコン)、当帰(トウキ)、サラシミツロウ、豚脂×

仁丹で低カリウム血症?

仁丹には甘草が入ってます。

仁丹の成分:甘草、甘草粗エキス末、阿仙薬、桂皮、和桂皮、茴香、生姜、丁字、縮砂、益智、木香、薄荷脳、桂皮油、丁字油、甘茶、香料

低カリウム血症に注意です。

仁丹の習慣的使用による偽アルドステロン症および低カリウム血症の発症例も報告されています。
フリスクをバリボリ食べてる人もいますが、仁丹を同じように食べるのは危険かも。

仁丹は口中清涼剤?

仁丹ってよく聞きますが、何の薬なのか知りませんでした。
「仁丹は、森下仁丹から発売されている口中清涼剤である。」byウィキペディア

口中清涼剤。口臭予防薬。ブレスケア。

フリスクみたいなものか。
懐中薬。ポケットの中に入れる薬ってこと?

偽アルドステロン症予防にアルダクトンA?

アルダクトンAの適応症に「原発性アルドステロン症」がありますが、偽アルドステロン症の予防目的で使われることもある。

甘草を含む漢方薬には、甘草の主要有効成分であるグリチルリチン酸により、低カリウム血症を伴う高血圧(偽アルドステロン症)を来すことがある。
ラシックスなどのループ利尿薬や、サイアザイド系利尿薬にも低カリウム血症のリスクがあります。

甘草を含む漢方薬を処方する場合は、利尿薬を低カリウム血症の恐れが少ないアルダクトンAなどのカリウム保持性利尿薬に変更するケースが多い。

高血圧の人は漢方薬飲んじゃダメ?

甘草を含む漢方薬の重大な副作用の項目には「偽アルドステロン症」という副作用が載っている。

アルドステロンといえば、高血圧の原因物質。
選択的アルドステロンブロッカーのセララは、高血圧の薬。

甘草の成分グリチルリチンは、ステロイド骨格を持ち、ミネラルコルチコイド(アルドステロン)と似たような働きを示す。
つまり、甘草を飲むと、高血圧みたいな症状になる。

高血圧の人が漢方薬を連用するのは止めたほうがいいかも。

でも、多少血圧が上がるくらいならまだいい。
それより怖いのは、低カリウム血症。

アルドステロンにはカリウム排泄作用もあるため。
低カリウム血症が重度になれば、不整脈、筋痙攣、麻痺、呼吸不全、命に関わる重篤な副作用ともなりうる。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

5 件のコメント

  • 田端 美登利 のコメント
         

    時々、10分ほどの胸痛の発作に悩まされていました。
    とうとうある日、30分経っても治らず、ハンドルに突っ伏して自分で運転して夜間救急へ着くと、待合での血圧が上が180代を看護師さんが言ったので、いよいよ死ぬんじゃないかという程具合が悪く、胸も痛み、呼吸が乱れて、手足が痺れ、だんだん全身や顔面さえも痺れ始めましま。診察台に乗る頃には、先生、全身が痺れます!とパニックを起こしていました。先生が過呼吸なってるから息を止めて。とおっしゃり、息を止めたものの、いよいよ全身の痺れも違和感も酷いので、息を止めたら本当に死にそうです!と叫んでいたところ、気絶しました。気がつくと点滴を受けていて、落ち着き、胸痛もなく、血液検査で心筋梗塞は否定的と帰されました。翌週、外来で循環器内科を受けたものの精神的なもので心疾患はないと、帰されました。体調不良にも関わらず、異常がみつからない。なにか手がかりが欲しくてカルテ開示をし、一時的に異常な心電図になったことが残されていました。心電図のサイトをあちこち見て、U波というのがあることを見つけ、そこから低カリウム血症だったのかもしれないと分かりました。また、心筋梗塞ではなかった血液検査でカリウムは下限ギリギリの数値と、尿素窒素にLがグルコースにHマークがあり、腎臓機能が悪くなっていたのではと調べて行きあたりました。当時私は心療内科で処方された抑肝散、柴胡加竜骨牡蛎湯、甘麦大そうとう、しゃく甘草湯、を朝、寝る前二回パロキセチン寝る前一回飲んでいました。具合が悪く、病院に行きたいが運転もできず寝ていると心療内科に電話したところ、同情してくださり、封書で処方箋を送ってくださりました。当帰芍薬散と黄蓮解毒湯を頓服で28ずつでした。電話で聞いた次回予約日に、体調が悪くキャンセルの電話をしたところ、予約は入ってないとのことで、前回予約を最後に予約はないと受付さんに言われて、無理して通院することなく、寝たり起きたりの不調な生活を続けてきたところ、気づけば胸痛が起きなくなっていました。コーヒーを2杯飲むと胸がゾワゾワしますが、胸痛は起きません。ストレスによる体調不良で通院し、体調悪化で処方箋が増え、せっせと飲んでいました。飲んでも飲んでも体調悪化で、また処方箋が増えた結果、通院をやめて治る不思議に、擬性アルドステロンとの情報に行き着きました。私の受けていた処方箋は多すぎたのでしょうか?処方をしてくれていた薬局に問い合わせをした所、範囲内とのことと、医者にちゃんと疑問も話すべきと通院を勧められました。翌日から3日間は心療内科から着信が入り、体調不良で診察合間の医師と電話で同情され処方箋まで送ってくださったのに、通院しない間は一度も問い合わせの電話もありませんでした。電話に出てしまえばまた、通院するのかもしれません。五年程抑肝散を処方されて来た発達障害ぎみの性格です。昨年夏から精神通院支援の手帳交付を受けて、処方箋が増え、支払いは1000円を切るようになりました。考えすぎだと保健所の相談窓口には言われています。夜間救急で駆け込んだ病院の循環器内科、泌尿器科も異常なしと言われ、漢方で異常が起きるとは否定的です。本当に困っています。

  • まめにゃす のコメント
         

    ブログを拝見しました、薬剤師のまめにゃすと申します。
    一つ疑問ですが、ツムラ芍薬甘草湯68番については、「本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス2.5gを含有する。
    日局カンゾウ   6.0g
    日局シャクヤク  6.0g」
    と添付文書に記載がありますが、これ即ち、1日3回服用総量に対する総甘草量は、
    6g×(2.5g/12g)=約1.2g とならないでしょうか?
    「甘草6gと芍薬6gを混ぜて、そこから2.5g取り出したものに添加物を加えたものが、医療用ツムラ芍薬甘草湯68番、1日分(2.5g包装×3包)ですよ」という意味だと思ったのですが。。間違っていたらすいません。。

  • yakuzaic のコメント
         

    お疲れ様です。

    ツムラの芍薬甘草湯は6gの甘草から作られていて、乾燥エキスとした場合1.25gになる。
    「甘草6gと芍薬6gを混ぜて、そこから2.5g取り出したもの」ということではなく、乾燥させてフリーズドライみたいにすると軽くなって1.25gになるということです。
    「甘草1日5gまで」と言った場合、乾燥する前の根や茎の状態での重さを指します。
    クラシエ芍薬甘草湯エキス細粒は、ツムラ同様、甘草6g芍薬6gから作られていますが、乾燥エキスにすると2.9g(2,900mg)とツムラよりも多い量になっています。
    じゃあクラシエのほうがツムラよりも甘草含有量が多いのかと聞かれると、もともとの甘草の量が同じ6gなので、同じと考えたほうが腑に落ちます。
    メーカーによってエキス製剤を作る技術の違いがあったり、甘草の産地とかで含まれるグリチルリチン等個々の成分量も異なってくるでしょう。
    不純物の多い植物製剤なので、一筋縄ではいきませんね。

  • まめにゃす のコメント
         

    「乾燥させてフリーズドライみたいにすると軽くなって1.25gになるということです。」
    なるほど!勉強になりました。ありがとうございます。

  • ななし のコメント
         

    ずっとまめにゃすさんと同じ疑問をいだいていましたが、この記事を拝見してスッキリしました。ありがとうございます。

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プロフィール

yakuzaic
名前:yakuzaic
職業:薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
生息地:雪国
著書:薬局ですぐに役立つ薬剤一覧ポケットブック
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