2024年12月18日更新.2,481記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ドライシロップはシロップ用?

カルボシステインシロップ用

一般名処方で、【般】カルボシステインシロップ用50%、という処方がきた。

基本的に、小児科の処方をあまり受け付けないので、そのほかにも小児用製剤がずらりと並ぶ中、プチパニック状態の調剤になったので、一瞬「これはムコダインシロップでいけるな」と思ったのですが、よくみると「5%」ではなく「50%」。

「シロップじゃなくて、シロップ用?」と気づき、ドライシロップのことであると理解した。

一般名処方マスタを見ても、

  • ムコダインシロップは、【般】カルボシステインシロップ5%
  • ムコダインドライシロップは、【般】カルボシステインシロップ用50%

わかりにくい。

添付文書上の一般名は、

  • ムコダインシロップ5%は、カルボシステインシロップ
  • ムコダイン DS 50%は、カルボシステインドライシロップ

となっており、こちらのほうがわかりやすい。

他にも、

  • 【般】アンブロキソール塩酸塩シロップ0. 3%と【般】アンブロキソール塩酸塩シロップ用3%
  • 【般】ケトチフェンシロップ0.02%と【般】ケトチフェンシロップ用0.1%

など、シロップとドライシロップ製剤がある薬だと、わかりにくい。

変えてくれないかな。

ドライシロップは散剤?液剤?

Q.ドライシロップ剤は、散剤のまま投与する場合と、水剤にして投与する場合があるが、調剤報酬の算定は液剤として考えるのか。

A.調剤の際に溶解し、水剤(シロップ剤)にして患者に投与するときは水剤として算定し、散剤のまま投与するときは散剤(固形剤)として算定する。
したがって、ドライシロップ剤を水に溶かして、同時服用の他の液剤と一緒に投与する場合は1剤として算定し、また、ドライシロップ剤を散剤のまま、同時服用の他の固形剤(錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤等)と一緒に投与する場合も1剤として算定する。

参考書籍:保険薬局業務指針2010年版

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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