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中性脂肪が急性膵炎の原因?
公開. 更新. 投稿者:脂質異常症.この記事は約1分8秒で読めます.
2,676 ビュー. カテゴリ:中性脂肪と急性膵炎
トリグリセリドが高いと膵炎になる?
中性脂肪が高いとどうなるのか?
コレステロール値が高いことによる動脈硬化のリスクほど、具体的には説明できない。
中性脂肪を軽視する医師もいる。
そのため、中性脂肪を軽視する患者もいる。
そんな中で、中性脂肪が高いと急性膵炎になるという話をすると、患者も少しは怖がる。
中性脂肪に対して、膵臓から酵素が分泌されますが、それが大量の場合、酵素の逸脱が起きて、膵臓組織自身を消化してしまうため膵炎になるとされています。
急性膵炎を引き起こすほどの高TG血症は、1000mg/dL以上といわれているので、実際はなかなかいませんが。
コレステロールと急性膵炎
コレステロール値が高くても急性膵炎になることがある。
急性膵炎の原因は主にアルコールですが、次に多いのが「胆石」です。
そして、コレステロールが高いと胆石になることがある。
胆石は、胆汁の成分であるコレステロール、ビリルビン(色素)、脂肪酸などが石のように固まったものです。
胆のうや胆管にできた胆石がどのように急性膵炎を引き起こすかははっきりとは分かっていませんが、胆管の結石が胆汁と膵液の出口である十二指腸乳頭にはまったり、引っかかったりすることで膵臓の炎症が起きると一般的には考えられています。
高コレステロール血症や、高トリグリセリド血症は、膵炎の発症リスクになるということで、飲酒習慣なども聞きとって、飲み会シーズンには羽目を外さないよう啓蒙しておきましょう。
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