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多めの水で飲むべき薬
公開. 更新. 投稿者:服薬指導/薬歴/検査.この記事は約1分29秒で読めます.
3,959 ビュー. カテゴリ:膨らむ薬
基本的に薬は、十分量の水で飲む必要があります。
その中でも、特に注意すべき薬がある。
コロネル/ポリフルの注意書き
本剤は、服用後に途中でつかえた場合に、膨張して喉や食道を閉塞する可能性があるので、十分量(コップ1杯程度)の水とともに服用させること。
コレバインの注意書き
1)本剤は十分量(200mL程度)の水で服用させること.のどの奥に残った場合には,さらに水を飲み足させること.
2)温水(湯,温かい茶等)にて服用すると膨らんで服用できない場合があるので常温の水又は冷水で服用させること.
3)口中に長く留めていると膨らんで服用できない場合があるので速やかに嚥下させること.
4)錠剤の場合は1錠ずつ服用させること.
フェロ・グラデュメットの注意書き
本剤が口腔内や食道に停留し,潰瘍形成に至った症例が認められているので,服用にあたっては十分量の水とともに服用し,直ちに飲み下すよう注意させること.
プラザキサの注意書き
速やかに胃に到達させるため、十分量(コップ1杯程度)の水とともに服用すること。
ベネットほかビスホスホネート系薬の注意書き
食道炎や食道潰瘍が報告されているので、立位あるいは坐位で、十分量(約180mL)の水とともに服用し、服用後30分は横たわらない。
メキシチールの注意書き
食道に停留し、崩壊すると食道潰瘍を起こすことがあるので、多めの水で服用させ、特に就寝直前の服用等には注意すること。
大きく分けて、「水を吸って膨らむ」のと「胃腸障害」にわかれる。
コレバインやポリフルは水を吸って膨らみます。
誤って気道に入ったコレバインが膨潤し,呼吸困難を起こした症例が報告されています。
嚥下困難のある患者にはあまり処方したくない薬ですね。
消化器系の副作用のある薬は、のどにひっかかって、食道潰瘍などの副作用を起こす可能性があるので、十分量の水で飲む。
服薬指導をしていると、稀にいます。OD錠でも無いのに、薬をそのまま飲む人。
注意が必要です。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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