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冷所保存する錠剤・カプセル・粉薬
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約2分52秒で読めます.
8,671 ビュー. カテゴリ:冷所保存が必要な錠剤・カプセル
冷蔵庫に保管する薬といえば、
ランタスやノボラピッドなどのインスリン注射、注射剤。
キサラタンやトラバタンズなどの点眼液。
ムコダインシロップなどのシロップ剤。
アンヒバ坐剤やボルタレンサポなどの坐薬。
液体は汚染されやすいのでピンとくる。
ユベラ軟膏やアクトシン軟膏など、塗り薬にもたまに冷所保存のものがある。
そして、錠剤やカプセル剤、散剤などの内服薬にも、冷所保存する薬がある。
・リアルダ錠1200mg:冷所保存
・チオデロンカプセル5mg:遮光・気密容器・冷所保存
・アルケラン錠:遮光した気密容器、2~8℃で保存
・メタライト250カプセル:2〜8℃保存
・メキニスト錠:2~8℃で保存
・プロ・バンサイン錠:2〜8℃保存
・トリノシン腸溶錠:なるべく冷所に保存すること。
・ブイフェンドドライシロップ:2〜8℃で保存
・ノックビン原末:室温(なるべく冷所)保存
リアルダの処方を見たことがないと思ったら、こういう使いづらさがあったのね。
リアルダの冷所保存の理由は、高温条件ではリアルダ錠の溶出性が上昇するためです。
リアルダのインタビューフォームで安定性について調べると、3か月くらいまではどの条件下でも安定してるので、短期間の旅行などでカバンの中に入れっぱなしでも大丈夫そうです。旅行先に冷蔵庫などがあれば入れておいた方が無難。
冷所保存の薬は卸にも返品できないし、使いづらい。
アルケラン錠の保管場所は冷蔵庫?
アルケラン錠という抗癌剤ですが、初めて調剤したもので少し困惑。
保管場所は2~8℃ということで、冷蔵庫に保管していますが、コレ毒薬じゃないですか。
毒薬だと毒薬保管庫に入れていますが、もちろん冷蔵庫の中に毒薬保管庫など無い。
貯 法:「室温保存、遮光、気密容器」→「遮光し2~8℃で保存、気密容器」
使用期間:15箇月→24箇月
使用期間を延長するため冷所保存で24箇月の品質が確保できることを確認し、厚生労働省より承認を
得ましたので貯法を変更いたします。アルケラン錠2mgは毒薬のため鍵のかかる冷蔵庫に保管をお願いいたします。
http://www.gifu-upharm.jp/information/wchange/wc1068231108.pdf
以前は冷所保存では無かったのですね。
使用期限が延長されるのに伴って、冷所保存に変更となった。
冷蔵庫にカギなんて付いてなかったような気がする。
家庭用の冷蔵庫使っている薬局も多いだろうし。
鍵のかかるボックスを中に入れておくことで、なんとかスルーしてくれないかな。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。
2 件のコメント
目薬 トラバタンス 緑内障を室温で 約20度で10日間 放置して 発見しました。
冷凍ほぞにゃ区ですが薬ですが、
使用できるでしょうア?
お教えください。
コメントありがとうございます。
トラバタンズの貯法は「1~25℃」ですので、問題ありません。