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わかりにくい徐放製剤
公開. 更新. 投稿者:調剤/調剤過誤.この記事は約2分26秒で読めます.
8,541 ビュー. カテゴリ:わかりにくい徐放製剤
先日一般名処方の処方せんを受けて、初めてアルタットが徐放カプセルであることを知った。
アルタットの一般名は、ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩徐放カプセル。
しかし、アルタットも消化性潰瘍に対して1日2回という飲み方で、ガスターやザンタックと変わらないし、全く徐放というイメージがない。
あんまし処方見たこと無いけど。
「CR]とか「SR」とか「L」とか付いていると徐放かな?って思いますが、知らない薬だとわからない。
徐放ってわかりにくそうな徐放製剤を調べてみる。
アルタット細粒・カプセル
イソメニールカプセル
インヴェガ錠
インチュニブ錠
エブランチルカプセル
MSコンチン錠
オキシコンチン錠
カディアンカプセル
グラセプターカプセル
ケタスカプセル
コンサータ錠
スローケー錠
スロ-ビッド錠
ゼンタコートカプセル
タペンタ錠
ダレンカプセル
テオドール顆粒・シロップ・ドライシロップ・錠
ディレグラ配合錠
デトルシトールカプセル
トクレススパンスールカプセル
トビエース錠
ナルサス錠
ハルナールD錠
パシーフカプセル
フェルムカプセル
フェロ・グラデュメット錠
フランドル錠
ベタニス錠
レグナイト錠
レミカットカプセル
粉砕や脱カプセルしてしまっていた薬がちらほらあるような。
「スロー」なんとかという名称は比較的わかりやすいかな。
ケタスとか1日3回の用法で徐放かよ、と思います。
粉砕や脱カプセルの指示があるときくらいしか、徐放かどうか知らなくても調剤時に問題になることは無さそうですが、患者が勝手に粉砕・脱カプセルをしていることもあるので、徐放製剤の投薬時には注意が必要。
わかりやすい徐放製剤
薬品名にアルファベットが付いており、比較的徐放製剤であることがわかりやすい薬は以下の通り。
アダラートL錠
L-ケフレックス顆粒・小児用顆粒
セロケンL錠
ブロクリン-Lカプセル
プロスタールL錠
ペルサンチン-Lカプセル
ムコサール-Lカプセル
ムコソルバンL錠
ケアロードLA錠
ベラサスLA錠
ペルジピンLAカプセル
ミケランLAカプセル
ミラペックスLA錠
ユニフィルLA錠
カプトリル-Rカプセル
セパミット-R細粒・カプセル
セレニカR顆粒・錠
デタントールR錠
デパケンR錠
ニトロールRカプセル
ヘルベッサーRカプセル
リスモダンR錠
ジスロマックSR成人用ドライシロップ
ナボールSRカプセル
イフェクサーSRカプセル
ベザトールSR錠
ボルタレンSRカプセル
ロプレソールSR錠
アダラートCR錠
パキシルCR錠
レキップCR錠
プロタノールS錠
インテバンSP
オキシコンチンTR錠
L:Longacting、LA:Long Acting、R:Retarded、SR:Sustained Release、CR:Controlled Release、S:Slow、SP:SPansule、TR:Time Release
徐放性製剤の種類
■シングルユニットタイプ:全体が徐放性をもつ
・レペタブ型(Repetabs)
・スパンタブ型(Spantabs)
・ロンタブ型(Lontabs)
・レジネート型(Resinates)
・グラデュメット型(Gradumets)
・ワックスマトリックス型(Wax Matrix)
■マルチユニットタイプ:服用後速やかに崩壊し、その後生じる顆粒一つひとつが徐放性をもつ
・スパンスル型(Spansules)
・スパスタブ型(Spacetabs)
・拡散徐放性
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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