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1年に1回の骨粗鬆症治療薬?
公開. 更新. 投稿者:骨粗鬆症.この記事は約2分57秒で読めます.
3,378 ビュー. カテゴリ:骨粗鬆症治療薬
骨粗鬆症治療薬は現在様々な種類の薬があり、1週間に1回、1か月に1回、半年に1回、さらには1年に1回の投与で良いものまで、多彩なラインナップがそろっている。
患者さんの中には、院内で骨粗鬆症の薬を使っている人も多く、「1年に1回で良い薬を使っている」「半年に1回で良い薬を使っている」などの話を聞くが、薬品名まで知らないという患者も多い。
院内で投与される骨粗鬆症の薬も把握しておきたい。
■1日に1回の薬:アクトネル錠2.5mg、ベネット錠2.5mg、フォサマック錠5、ボナロン錠5mg、ボノテオ錠1mg、リカルボン錠1mg、エビスタ錠60mg、ビビアント錠20mg、フォルテオ皮下注キット600μg
■1週間に1回の薬:アクトネル錠17.5mg、ベネット錠17.5mg、フォサマック錠35mg、ボナロン錠35mg、ボナロン経口ゼリー35mg、テリボン皮下注用56.5μg
■4週間に1回の薬:ボナロン点滴静注バッグ900μg、ボノテオ錠50mg、リカルボン錠50mg
■1か月に1回の薬:アクトネル錠75mg、ベネット錠75mg、ボンビバ錠100mg、ボンビバ静注1mgシリンジ
■6か月に1回の薬:プラリア皮下注60mgシリンジ
■1年に1回の薬:リクラスト点滴静注液5mg
ビスホスホネート系:アクトネル/ベネット、フォサマック/ボナロン、ボノテオ/リカルボン、ボンビバ、リクラスト
SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター):エビスタ、ビビアント
抗RANKLモノクローナル抗体製剤:プラリア
副甲状腺ホルモン製剤:フォルテオ、テリボン
これで、「1年に1回の骨粗鬆症の薬を使っている」と聞いたら、薬歴に「リクラスト」
「半年に1回の骨粗鬆症の薬を使っている」と聞いたら、薬歴に「プラリア」
と書けますね。
分類 | 医薬品名 | 用法 | 使用期間 |
---|---|---|---|
副甲状腺ホルモン | フォルテオ皮下注キット600μg | 1日1回 | 24か月 |
テリボン皮下注28.2μgオートインジェクター | 1週2回 | 24か月 | |
テリボン皮下注用56.5μg | 1週1回 | 24か月 | |
抗RANKLモノクローナル抗体 | プラリア皮下注60mgシリンジ | 6カ月1回 | なし |
抗スクレロスチン抗体 | イベニティ皮下注105mgシリンジ | 1ヵ月1回 | 12か月 |
ビスホスホネート製剤 | リクラスト点滴静注液5mg | 1年1回 | なし |
3か月に1回の骨粗鬆症治療薬?
上記に書いた通り、「1日に1回」「1週間に1回」「4週間に1回」「1か月に1回」「6か月に1回」「1年に1回」という骨粗鬆症の薬がある。
しかしある日患者から、「3か月に1回の骨粗鬆症の薬を使っている」という話を聞いた。
そのとき「?」と思ったが、よく調べると、プラリアの添付文書に以下のように書かれていた。
6ヵ月に1回の投与においても、関節の画像検査で骨びらんの進行が認められる場合には、併用する抗リウマチ薬の増量等、より適切な関節リウマチの治療への変更を検討し、本剤のベネフィットとリスクを勘案した上で、3ヵ月に1回の投与を考慮すること。
3か月に1回という用法もありました。
これで、「3か月に1回の骨粗鬆症の薬を使っている」と聞いたら、薬歴に「プラリア」と書けますね。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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1 件のコメント
一週間前にボンビバ錠を服用したら胸や背中が激痛3日間痛み動くのも大変でした。