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フォルテオとテリボンの違いは?
公開. 更新. 投稿者:骨粗鬆症.この記事は約2分41秒で読めます.
10,856 ビュー. カテゴリ:テリパラチド
院内で使われる薬にはめっぽう弱い、調剤薬局勤務の薬剤師です。
フォルテオやテリボン(どちらもテリパラチド)といった骨粗鬆症の薬の話。
テリパラチド製剤は、副甲状腺ホルモン(PTH)製剤です。
副甲状腺ホルモンと聞くと、透析患者に使われるレグパラを思い出しますが、レグパラが骨折予防に使われることもあります。
レグパラで骨折予防? – くすりの勉強 -薬剤師のブログ-
副甲状腺ホルモンの働きと骨折予防についての話は、難しいので、後に置いておきます。
まず、フォルテオとテリボンの違いについて。
簡単に言えば、フォルテオが毎日注射する薬で、テリボンが週に1回注射する薬。
フォルテオは毎日注射する必要があるので、自己注射になります。
テリボンは週に1回で良いので、通院治療が可能です。
副甲状腺ホルモン(PTH)は持続投与した場合は骨吸収を示すが、間欠投与にすると骨形成促進作用が認められる。
ヒトPTH(1-34)(テリパラチド)はBP製剤を上回る骨密度の上昇と椎体・非椎体骨折防止が立証された待望の骨形成促進薬で、骨吸収抑制薬に対する不応例や重症骨粗鬆症の範疇に入る高齢者の治療に用いられる。
投与期間が連日製剤(フォルテオ)では2年(24か月)、週1回製剤(テリボン)では72週(18か月)と限られており、投与終了後速やかに骨密度の低下を認めるので、逐次療法の検討が進んでおり、BP製剤やデノスマブの有効性が注目されている。
プラリア(デノスマブ)には投与期間の制限はない。
副甲状腺ホルモンの働き
ビスホスホネート製剤は、破骨細胞の働きを抑えることで骨吸収を防ぎます。
副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進することで、血中のカルシウム濃度を上げます。
ということは、副甲状腺ホルモンによって、骨折のリスクは高まりそうな気がします。
しかし、副甲状腺ホルモン製剤の投与法によっては、骨形成を促進させることができるとわかりました。
持続的に副甲状腺ホルモンが高い状態では、骨は吸収されて減少する方向に向かいますが、たとえば24時間ごとに断続的に、副甲状腺ホルモンを上昇させると、
骨形成が促進され、骨は増加する方向に向かうことが分かりました。
この骨形成促進のはっきりとしたメカニズムはわかりませんが、副甲状腺ホルモンの骨芽細胞を増やす働きが関与していると思われている。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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