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ニコチンとニコチン酸は違う?
公開. 更新. 投稿者:喘息/COPD/喫煙.この記事は約1分60秒で読めます.
14,994 ビュー. カテゴリ:ニコチンとニコチン酸
健康食品の成分にニコチン酸というのが入っていることがあります。
このニコチン酸、タバコに入っているニコチンと同じような名前ですが、全く違います。
ニコチンは神経伝達物質ですが、ニコチン酸はビタミンです。
ニコチン酸の発見は1867年にHuberによってタバコに含まれる有害物質のニコチンを硝酸の酸化によりニコチン酸を精製したことに始まります。
ニコチンを酸化して得られた酸なのでニコチン酸と命名されました。
紛らわしいのでニコチン酸のことをナイアシンとか、ビタミンB3とか呼ぶこともあります。
ユベラNはニコチン酸トコフェロール。
ニコチン酸とビタミンEがくっついてます。
ニコチン酸には、コレステロールや中性脂肪を低下させたり、血行をよくする作用があります。
ニコチン酸製剤
遊離脂肪酸動員を抑制し、肝でのVLDL合成を抑制し、リポ蛋白リパーゼ活性を高めてVLDL-TGの加水分解を促進してTGを低下させ、コレステロールも排泄を促進し低下させる。
アポ蛋白A-Iの合成を促進し、HDL-Cを増加させる。
コレステロールやTGとは独立した動脈硬化危険因子であるLp(a)低下作用がある。
ニコモール(コレキサミン)、ニセリトロール(ペリシット)、トコフェロールニコチン酸エステル(ユベラN)がある。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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