更新日:2016年2月24日.全記事数:3,171件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

利尿剤を使うと心臓の負担が軽くなる?


スポンサーリンク

心性浮腫と利尿剤

ラシックスやフルイトラン、アルダクトンなどの利尿剤を、「利尿剤」という薬効分類名だけで説明すると、何のために尿を出すのか、服薬意義が理解できずにノンコンプライアンスに陥る患者も中にはいる。
特に高齢者の場合、尿に関するトラブルを抱えている人も多いので、その服薬意義についてはきちんと説明し理解してもらう必要があるだろう。

利尿剤を使うと心臓の負担が軽くなる。
尿を出すことで血圧が下がる。

体を流れる血液の量が少なくなれば、心臓の負担は軽くなる。血液の成分はほとんど水分なので、利尿剤によって水分を出すことで心臓の負担が軽くなる。
また、体を流れる血液の量が多い状態は、膨らんだ風船のようにパンパンで、血圧が高いという状態です。利尿薬によって血液量が減れば血圧も下がります。

心臓が悪くなると利尿ペプチドを分泌する?

心臓病の患者さんから、BNPが高かった、という話を聞くことがある。

心臓の検査値でコレが高くなると入院しないといけないとか。

BNPとはbrain natriuretic peptide(脳性ナトリウム利尿ペプチド)の略。

利尿べプチドという名のとおり、利尿作用のあるホルモンです。

心臓は自分に負荷がかかったときに、自分の負荷を減らすために尿を出そうとします。
尿を出すことによって、体液、血液が減るので、心臓が送り出す血液量が減り、心臓の負担が減るということだ。
つまり、BNPが高いということは、心臓にそれだけ負担がかかっているということ。

●正常値は一般に普及している18.4pg/mlを用いました。この値より低い場合には、潜在的な心不全の可能性は極めて低いと判断されます。
●血中BNP値が18.4-40pg/mlの場合は、心不全の危険因子を有している症例でも、直ちに治療が必要となる心不全の可能性は低いと判断されます。ただし、BNPだけでは心不全の程度を過小評価してしまう場合(収縮性心膜炎、僧帽弁狭窄症、発作的に生じる不整脈、一部の虚血性心疾患、高度肥満などを伴う心不全)もあるので、症状や症候を十分に加味して判断して下さい。
●40-100pg/mlの場合には、軽度の心不全の可能性があります。危険要因が多い症例や心不全を発症する基礎疾患を持っている症例では、胸部X線、心電図、心エコー図検査の実施をお勧めします。ただ、この範囲では、重症心不全である可能性は低く、BNP上昇の原因がある程度特定できれば、そのまま経過観察することも可能でしょう。
●100-200pg/mlの場合は、治療対象となる心不全である可能性があります。心エコー図検査を含む検査を早期に実施し、原因検索をお願いします。もし、心不全を疑う所見が得られ、対応が難しいようであれば専門医にご紹介下さい。
●200pg/ml以上の場合は、治療対象となる心不全である可能性が高いと思われます。原因検索に引き続き、症状を伴う場合は心不全治療を開始して下さい。更なる診療が必要な場合には専門医での対応を考慮して下さい。日本心不全学会

BNPが100を超えてくると、デンジャラスゾーンらしい。

次回からは、積極的に「BNPはいかがでしたか?」と聞いてみよう。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク