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酸性尿とアルカリ性尿の違いは?
公開. 更新. 投稿者:心不全/肺高血圧症.この記事は約1分8秒で読めます.
5,347 ビュー. カテゴリ:ダイアモックスと尿路結石
ダイアモックスの副作用に尿路結石というのがある。
炭酸脱水素酵素阻害薬(アセタゾラミド)は尿を強アルカリにし、尿中のカルシウム・リンが増加して結石ができやすくなるという。
結石の成分には色々あるようですが、尿をアルカリ化するウラリットが尿路結石に使われたりもする。
酸性尿とアルカリ性尿ではどちらが結石になりやすいのか、と素朴な疑問。
酸性尿とアルカリ性尿と尿路結石
尿pHからみた尿路結石症のリスクはどうですか? 尿路結石と高尿酸血症ABC 鳥居薬品株式会社
尿pHは、尿路結石症の原因推定および治療に重要な役割を担っています。特に、酸性尿(pH 6.0未満)とアルカリ尿(pH 7.5を超える)に留意する必要があります。なぜならば、結石成分に関わる物質には、尿のpHによって、溶けやすかったり、析出しやすかったりする性質をもつものがあるからです。酸性尿で形成されやすい結石の代表的なものとして、シュウ酸カルシウム結石、尿酸結石やシスチン結石などが、アルカリ尿では、感染結石(リン酸マグネシウムアンモニウム結石)やリン酸カルシウム結石などがあげられます。
ビタミンCと尿路結石
ビタミンCは、大量に服用すると、その代謝物であるシュウ酸の尿中排泄量が増加するため、溶解性の低いシュウ酸カルシウムが生成されて尿路結石が起きやすくなる。
また、そもそもアセタゾラミドの服用者では尿路結石が起きやすいことが知られており、この2剤を併用することで相加的に尿路結石が起きやすくなると考えられている。
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