更新日:2016年12月21日.全記事数:3,191件.

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産後にバセドウ病になりやすい?


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産後は甲状腺機能異常になりやすい

出産後甲状腺機能異常症といい、出産後に甲状腺機能亢進や機能低下などの異常を起こすことがあり、その頻度は全産後女性の4~5%とされています。

産褥1~3ヶ月に心悸亢進や発汗といった甲状腺中毒症症状を起こし、甲状腺ホルモン上昇・TSH低下を認める破壊性甲状腺中毒症が最も多く、出産後甲状腺機能異常症の半数を占めます。
この機能亢進は、多くは一過性です。
産後に発症するバセドウ病の多くは産褥3~6ヶ月から起こり、一部は永続的なバセドウ病に移行します。
また、出産後に甲状腺機能低下を示すものもありますが、一過性のものが大部分です。

出産後甲状腺機能異常症

出産後女性の5~7%に、甲状腺機能の低下または亢進といった異常が生じることが知られ、「出産後甲状腺機能異常症」と呼ばれる。
発症機序の詳細は不明であるが、妊娠中に胎児が拒絶されないよう抑制されていた免疫系が出産後に亢進し、それまで潜在していた自己免疫性甲状腺炎が増悪するものと考えられている。

出産後間もなく発症するバセドウ病は、出産後甲状腺機能異常症の約1割を占め、およそ半数は自然軽快する。残り半数も、抗甲状腺薬により比較的短期間で寛解しやすい。
バセドウ病とは、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体に対する抗体が産生され、この抗体が甲状腺を刺激し、過剰に甲状腺ホルモンが産生される自己免疫疾患である。
動悸、発汗過多、手指振戦、体重減少などの自覚症状に加え、甲状腺のびまん性腫大や眼球突出などの症状が出現することもある。
バセドウ病の治療は、わが国では抗甲状腺薬を中心とする薬物療法がまず行われる。

甲状腺ホルモンの合成を阻害する抗甲状腺薬には、チアマゾール(メルカゾール)と プロピルチオウラシル(チウラジールプロパジール)があるが、薬効が強いなどの理由から、チアマゾールが第一選択薬とされることが多い。
しかし、両薬剤とも甲状腺機能正常化までに約1~2カ月を要することから、重症の場合には、しばしばヨ-ド剤が併用される。
大量(10mg以上)のヨウ素服用により、甲状腺ホルモンの合成や分泌が速やかに抑制されるからである。
ただし、ヨード剤は即効性があり副作用もないが、約3~4週間で効力を失うエスケープ現象が比較的多く起きてしまうため、治療開始時に補助的に用いることが多い。

また、心悸亢進症状が強い場合は、プロプラノロール塩酸塩(インデラル)などのβ遮断薬が処方される。

一方、出産後バセドウ病の授乳婦は、乳汁移行性も考慮される。
抗甲状腺薬は、乳汁移行性が低いプロピルチオウラシルが選択されることが多い。
実際には、プロピルチオウラシルが450mg/日、 チアマゾールが20mg/日以内なら、 乳児への影響は無視できると考えられている。
プロプラノロール塩酸塩の投与が必要な場合には、授乳を中止させるのが一般的で、添付文書にもその旨の記載がある。
また、ヨード剤を服用する場合も授乳を中断させる。
ヨード剤は乳汁移行性が高く、乳児の甲状腺機能に影響を与える恐れがあるからである。

バセドウ病患者の出産は危険?

甲状腺ホルモンが過剰に作られるバセドウ病は、男性より女性の方が患者の割合が高く、特に20代、30代の女性に多い。赤ちゃんを産むときに心配はないのか?「妊娠しにくい」「薬で子供に障害が出る」といった誤解が、いまだに消えない。
甲状腺専門の伊藤病院(東京都渋谷区)で最近、バセドウ病患者のための教室が開かれた。会場には若い女性が多く、妊娠している人の姿も見られた。「治療を始めて間もないのですが、いつになったら安心して子供が産めますか?」「子供もバセドウ病にかかるって本当ですか?」といった質問が飛び交った。
講師役の百渓尚子・内科部長は「医学が進み、バセドウ病の人も甲状腺ホルモンが正常に保たれていれば、妊娠出産での問題が意外と少ないことが分かった。だが、出産時に生命が危険にさらされやすいとか、バセドウ病の薬は胎児に毒だとか、昔の考え方が今だに消えない。患者が、必要もない不安に陥りがちだ」と話す。バセドう病-甲状腺の病気>漢方薬

うちの奥さんもバセドウ病で、出産を間近に控えています。
甲状腺ホルモンが高いままだと、抜歯などでも甲状腺クリーゼを起こします。

ただ、薬でホルモンの値を下げていればほぼ問題ありません。
うちの奥さんは、プロパジールでコントロールできているので、問題ないかとは思いますが、少し心配。

外反母趾がバセドウ病の原因?

外反母趾の原因としてハイヒールが挙げられる。と思っていた。
外反母趾 – Wikipedia
「よくハイヒールやパンプスが原因といわれるがこれは間違いであるため子供や男性にも発生する。」

でも、
「足に合わない靴を履いている場合・指を正しく使わない状態に多いとされ、女性に多く見られる。」
なので、足に合わないハイヒールだと原因になるのだろう。

「外反母趾で足裏が不安定だと、その不安定を首で補う為、頚椎と頭蓋骨の接続部が変形し、変形した首の骨が自律神経を誤作動させて甲状腺異常(バセドウ病、ハシモト病)や自律神経失調症など起こす。 」
甘く見てると怖いですね、外反母趾。

イライラするのはバセドウ病?

いらいら、動悸、発汗。
更年期障害かと思っていたら、甲状腺機能亢進症だったなんてことがなくはない。
違う病気ですが、症状は似ている。

甲状腺の機能が亢進すると体に必要な甲状腺ホルモンが必要以上に産生されます。

過剰な甲状腺ホルモノは新陳代謝を高め活動的になるのですが、精神が高ぶって興奮しやすく、集中力が低下しそわそわと落ち着かなく、せっかちでイライラした感じとなります。

特に子供の場合、落ち着きのない子供として先生から注意されることもあります。
甲状腺ホルモンを正常に戻せば以前にように元気になれます。

男性はバセドウ病にならない?

甲状腺疾患は女性に多く、男女比は1:5程度です。
好発年齢は20~40歳代ですが、小児や高齢者も少なくありません。
甲状腺疾患は、主にホルモン分泌が増大する機能亢進症と、ホルモン量が減少する機能低下症に大別できます。
甲状腺機能亢進症の原因は、自己免疫疾患(バセドウ病)、甲状腺腫瘍(プラマー病)、甲状腺炎などがありますが、機能亢進症患者の9割以上はバセドウ病です。

男性でもバセドウ病にかかります。

罹患率は女性が男性の4~5倍であり、好発年齢は20~40歳代とされています。

甲状腺疾患全体では、女性は男性より9倍多く発症します。

女性では、甲状腺機能亢進症は200~300人に1人、甲状腺機能低下症は20~30人に1人の割合で見つかるとされています。

参考書籍:日経DIクイズベストセレクションBASIC篇

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