更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

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薬が原因の無菌性髄膜炎?


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イブプロフェンで無菌性髄膜炎?

無菌性髄膜炎と聞くと、ウイルス性かな、と思いますが、薬が原因の無菌性髄膜炎というのもあるようで。

薬による無菌性髄膜炎の起因薬としては、NSAIDs、抗菌薬、免疫グロブリンが知られています。
特にNSAIDsでもイブプロフェンでの報告が多いという。

全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病などの患者が、無菌性髄膜炎を生じやすいとされています。

ブルフェンの添付文書の重大な副作用には、

無菌性髄膜炎(頻度不明)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、項部硬直、発熱、頭痛、嘔気・嘔吐あるいは意識混濁等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
[特にSLE又はMCTDの患者に発現しやすい。]

と記載されている。

理由は不明で、頻度も多くはないと考えられますが、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病などの患者に対しては、イブプロフェン等を含有する鎮痛薬は使用しないほうが無難。

髄膜炎の兆候は、発熱、頭痛、嘔気、嘔吐、意識障害、せん妄、項部硬直など。

しかし、ボルタレンやロキソニンにも無菌性髄膜炎の副作用の記載がありますが、ブルフェンも含め、これらの薬は発熱や頭痛に頻用されている薬。
はっきりとした因果関係については、微妙に感じる。
頭痛に使ったイブプロフェンで髄膜炎になったのか、髄膜炎で頭痛が出た後にイブプロフェンを使ったのか。

イブプロフェンを飲んで逆に頭痛が悪化したら要注意です。
また、安易なNSAIDsの使用は避けましょう。

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