更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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SJSとTENの違いは?


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重症薬疹

SJSはStevens-Johnson syndrome、スティーブンス・ジョンソン症候群。
TENははToxic epidermal necrolysis、中毒性表皮壊死症。以前はライエル症候群(Lyell症候群)とも呼ばれていました。

この二つは一連の病態なので、副作用の項目には、
「皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群),中毒性表皮壊死症(Lyell症候群) 」などと並んで書かれている、はず。

この2つの違いは、皮膚の剥離面積によるようだ。

スチーブンス・ジョンソン症候群(SJS)との違いが、以前は明確でありませんでしたが、最近診断基準が世界的に統一されました。水疱やびらんなど皮膚が剥がれた面積が10%以下のものをSJS、30%以上をTENとし、その中間の10~30%の場合をSJS/TENのオーバーラップとする診断基準です。しかし、日本では10%以下をSJS、それ以上をTENとしています。皮膚だけでなく眼、口唇、陰部などの粘膜がやられるのが特徴で、初期からのこの粘膜症状が強い場合には、本症の可能性があります。はじめから急激な経過でTENになる場合と、他のタイプの薬疹から比較的ゆっくりした経過でTENに進行していく場合とがあります。薬疹(重症) Q1 – 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

皮膚の剥離面積が10%以下がSJS、それ以上がTEN。テン=10と覚えよう。

スティーブンス・ジョンソン症候群とライエル症候群は同じ?

薬の添付文書で、重大な副作用の項目によく出てくるSJS(スティーブンス・ジョンソン症候群)とTEN(ライエル症候群)は一連の病態と言われています。

両方とも重症の薬疹で、二度目以降の摂取時に発症します。

SJSは皮膚粘膜眼症候群と言われ、高熱が出て、倦怠感、咽頭痛や口内・目・陰部にも発疹が出来ます。

SJSが更に重症型に移行したものがTENです。

SJSは1922年にStevensとJohnsonが報告したことからこの名がつきました。

TEN(中毒性表皮壊死症:toxic epidermal necrolysis)は1956年にLyellが初めて報告したことからライエル症候群とも呼ばれます。

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