2019年3月22日更新.3,398記事.5,982,483文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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アコファイドを長期投与しちゃダメ?

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アコファイドの長期投与

アコファイドの処方を全く見かけない。

機能性ディスペプシアの患者さんは数多いると思われますが。

「上部消化管内視鏡検査等により,胃癌等の悪性疾患を含む器質的疾患を除外すること。」
などの条件によりなかなか処方しづらい薬になっているようです。

で、アコファイドの長期投与に対して疑義照会をかけろという話が上層部から。
アコファイドの適応症は機能性ディスペプシア、機能性胃腸症、昔の慢性胃炎ですが、慢性と名に付くからには慢性に症状が経過するものであって、長期間の投薬が必要となるのではないか、とも思うのですが。

慢性胃炎に処方される類似薬でも、長期漫然処方には制限がかけられている。
まずガナトン。

消化器症状の改善がみられない場合、長期にわたって漫然と使用すべきでない。

次にガスモチン。

本剤を慢性胃炎に伴う消化器症状に用いる際には,一定期間(通常2週間)投与後,消化器症状の改善について評価し,投与継続の必要性について検討すること.
劇症肝炎や重篤な肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,長期にわたって漫然と投与しないこと.

ガスモチンのほうが厳しいな。

で、アコファイド。

本剤を1ヵ月間投与しても症状の改善が認められない場合は本剤の投与中止を考慮すること。
継続的に症状が改善した場合には,本剤の投与中止を検討し,長期にわたって漫然と投与しないように注意すること(臨床成績の項参照)。

症状が改善しない場合には投与中止、症状が改善した場合も投与中止を検討する。
とにかく漫然と処方しちゃダメ。

で、臨床成績の長期投与試験のところをみると、

食後膨満感,上腹部膨満感,早期満腹感を主症状とする機能性ディスペプシア患者を対象に,4週毎の来院時に症状の改善の程度により休薬,再服薬,中止,終了することが可能とされていた長期投与試験において,投与4週時及び24週時の「被験者の印象の改善率」はそれぞれ48.9%(193/395例)及び48.9%(69/141例)であった。24週時まで一度も休薬せずに継続投与された患者は405例中22例であり,本剤の長期投与が必要となる患者は限られていた。なお,症状改善による休薬例は75.1%(304/405例)で,そのうち50.7%(154/304例)で症状の改善が12週間継続し,本剤の投与を終了した。

6ヶ月も継続して処方する必要のある患者は限られている、という見方。

服薬中止したら症状が悪化した、ということを何度か繰り返せば、長期投与せざるをえないってことになるのかな。

アコファイド

アコファイド(アコチアミド)はアセチルコリンエステラーゼを阻害してコリン作動性神経終末から遊離されたアセチルコリンの分解を抑制することで、コリン作動性の胃の正常な運動機能を取り戻す、胃の運動を増強する作用を持つ薬です。

胃の運動は、食事をしたときに副交感神経から分泌されるアセチルコリンによって起こる。
アセチルコリンが平滑筋のムスカリン受容体(主にM3受容体)に結合することで、胃の収縮や胃酸の分泌が生じる。
しかしFD(機能性胃腸症)患者では、心理的ストレスなどによりアセチルコリンの分泌能が弱まり、胃の運動機能が低下している。
そのために起こる諸症状に、コリンエステラーゼ阻害薬のアコファイドが奏功する。

アセチルコリンエステラーゼ阻害作用により胃以外の消化管の運動も亢進する可能性があるため、下痢や便秘、悪心、嘔吐といった副作用に注意したい。

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特異的中和剤が発売済みの経口抗凝固剤は?

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薬剤師

次の経口抗凝固剤のうち、特異的中和剤(添付文書上で適応症があるもの)が発売されているものを2つ選べ。
a. ダビガトラン(プラザキサ®)
b. リバーロキサバン(イグザレルト®)
c. アピキサバン(エリキュース®)
d. エドキサバン(リクシアナ®)
e. ワルファリン(ワーファリン®等)

コメント

  1. とてもわかりやすかった。
    交感神経薬、副交感神経薬のお話もお願いします

    おばたりあん:2018/10/5

  2. わかりやすかった

    匿名:2018/10/5

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