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MS温シップの単位はグラム?
公開. 更新. 投稿者:製剤/坐薬/貼付剤. 閲覧数:1644回
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MS温シップの単位
湿布の単位は「枚」、という思い込み。
モーラステープとかロキソニンテープ、セルタッチパップ、ゼポラスパップ、イドメシンコーワパップ。
単位は「枚」です。
しかし異端児がおりまして、MS温シップ、MS冷シップというもの。
単位は「グラム」です。
MS温シップ 2000g
という処方を見て、MS温シップの箱の単位表示を見て、
1kg (100g× 10袋、1袋:20g×5枚入)
あまり処方されないので、ちょっと考えてしまう。
1枚あたり20グラム。
2000gってのは、つまり100枚ってことなんだな。
昔はリント布みたいなガーゼに軟膏を塗って、貼り薬にしてた名残りなのでしょうか。
わかりにくい。
統一してほしい。
20g/枚と40g/枚
MS温シップ、冷シップあるあるでもう一つ。
20g/枚と40g/枚の違い。
モーラステープでいえば20mgと40mg。
つまり通常タイプと、Lサイズタイプ。
MS温シップの処方をあまり多く受けないので、時々見かけるとプチパニックに陥る。
MS温シップ(200g/5枚/袋) 10袋
MS温シップ(100g/5枚/袋) 1000g
単位がグラム(g)なので、グラム数さえ合っていれば、20g/枚で出そうが40g/枚で出そうが、保険請求的には問題は無い。
しかし、医師の意図、患者の使用感などを考えると、間違えるとトラブルになる可能性もある。
40g/枚はバカでかいのであまり使われないと思うが、患者に聞いてから注文しよう。
正直、第一世代の湿布薬なんか保険から外されても文句無いんですけど、と考える私は薬剤師としての危機感が欠如しているのでしょうか。
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