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一包化不可のジェネリック
公開. 更新. 投稿者:製剤/ジェネリック.この記事は約1分49秒で読めます.
4,508 ビュー. カテゴリ:一包化不可のジェネリック
先発品が一包化OKなら、後発品も一包化OKだろうという思い込み。
最近のジェネリックは、先発品よりも、飲みやすさに工夫が施されたり、改善されているのだから、先発品よりも劣るような状態で販売しないはずだ、という思い込み。
医薬品名 | 添付文書の記載 |
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アトルバスタチン錠「サンド」 | アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと。 |
アムロジピンOD錠「YD」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気、光を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないで下さい。 |
エスエーワン配合OD錠 | 本剤は吸湿性を有するため、服用直前にPTPシートから取り出すよう指導すること。(PTPシートから取り出し、高湿度下に保管した場合、錠剤表面にひびが生じることがある) |
エヌケーエスワン配合OD錠 | 本剤は吸湿性を有するため、服用直前にPTPシートから取り出すよう指導すること。(PTPシートから取り出し、高湿度下に保管した場合、錠剤表面にひびが生じることがある) |
グリメピリドOD錠 | 吸湿性があるので、PTPシートの状態で保存すること。 |
ドネペジル塩酸塩OD錠「DSP」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと。 |
ドネペジル塩酸塩OD錠「FFP」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと。 |
ピオグリタゾンOD錠「FFP」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと。 |
ピオグリタゾンOD錠「NPI」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前まで PTPシートから取り出さないこと。 |
ピオグリタゾンOD錠「ケミファ」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと。 |
ピオグリタゾンOD錠「ファイザー」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
ピオグリタゾンOD錠「杏林」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
ピオグリタゾンOD錠「NS」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
ピオグリタゾンOD錠「DSEP」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
ファモチジンOD錠「Me」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
ファモチジンOD錠「YD」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
ファモチジンOD錠「日新」 | 本剤は吸湿性が強いので、アルミピロー開封後は湿気を避けて保存し、服用直前までPTPシートから取り出さないこと(一包化調剤は避けること)。 |
リマプロストアルファデクス錠「SN」 | 本剤は吸湿性を有するので、内袋開封後はPTP包装のまま保存し、服用時にPTPから取り出すこと。[本剤は乾燥剤を入れたアルミ箔の内袋及び防湿性のPTPを使用することにより品質保持をはかっている。] |
リマプロストアルファデクス錠「テバ」 | 本剤は吸湿性を有するので、アルミ袋開封後はPTP包装のまま保存し、服用時にPTPから取り出すこと。[本剤は乾燥剤を入れたアルミ袋及び防湿性のPTPを使用することにより品質保持をはかっている] |
リマプロストアルファデクス錠「日医工」 | 本剤は吸湿性を有するので,内袋開封後はPTP包装のまま保存し,服用時にPTPから取り出すこと。(本剤は乾燥剤を入れたアルミ箔の内袋及び防湿性のPTPを使用することにより品質保持をはかっている。) |
リマプロストアルファデクス錠「F」 | 吸湿性を有するため、アルミピロー開封後は湿気を避けてPTP包装のまま保存すること。[本剤はアルミピロー及び防湿性のPTPを使用することにより品質保持をはかっている。] |
オパルモンやアリセプトODなどは、以前は先発品も一包化不可だったので、ジェネリック医薬品はまだ製剤変更が追い付いていないという見方もできますが、アムロジピンやアトルバスタチン、ファモチジンで一包化不可となっているジェネリックがあるのは解せない。
他のメーカーのジェネリックが一包化できるのに、なぜ?
それによって製造コストが下げられて、安く作れるということもあるのかも知れないが、アムロジピンOD錠「YD」やアトルバスタチン錠「サンド」については、同じ薬価で一包化できるジェネリックもあるので、ちょっと疑問。
安ければ何でもよいというジェネリックの選定基準だと、このような違いに気づかずに、一包化加算を算定して返戻されるということもあるので注意。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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