更新日:2015年10月22日.全記事数:3,136件.

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保湿剤の上からイクセロンパッチ?


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リバスチグミンのパッチと皮膚症状

リバスチグミンのパッチを使用する患者には高齢者が多いが、高齢者の皮膚は通常、皮脂の産生量の減少による保湿機能の低下のため乾燥しやすい。

さらい、皮膚のバリア機能が低下していることも多く、皮膚症状が発現しやすい。

皮膚がひび割れたり、表皮が薄い状態で、毎日リバスチグミンを貼るとそれが刺激となり、かぶれやすくなる。

皮膚の乾燥を防ぐため、保湿剤が併せて処方されることも多い。

保湿剤としては油脂性軟膏の白色ワセリンのほか、ヘパリン類似物質(ヒルドイド)や尿素を含むクリームやローション、セラミド含有保湿剤も使用されている。

かぶれの予防には、保湿剤をリバスチグミンを貼る予定の部位にあらかじめ塗っておく。

ただし、貼る直前に保湿剤を塗るとパッチが剥がれやすくなる。

左右交互に貼るのであれば、翌日の貼付に備え、剥がした後の部位に塗っておくよう指導するといいだろう。

貼付した部位の皮膚の修復改善を促す効果も期待できる。

イクセロン/リバスタッチ

リバスチグミンは、アセチルコリンを分解するもう1つの酵素、ブチリルコリンエステラーゼに対しても阻害作用を示す。

ただし、ブチリルコリンエステラーゼ阻害の臨床的な意義には不明な部分も多い。

同薬の最大の特徴は、AD治療薬では唯一のパッチ剤である点だ。

海外で使われている同薬の経口薬では、他のアセチルコリンエステラーゼ阻害薬に比べ、悪心・嘔吐といった副作用が高頻度で出現。

そこで、消化器症状の主因である最高血中薬物濃度(Cmax)の高さを改良するため、経皮吸収型製剤が開発された。

リバスチグミンには、含有量に対応して4つの規格がある。

4.5mgの一番小さいパッチ剤から開始して、4週間ごとに大きいサイズに変更。

開始から12週後に維持量の18mgに到達する。

服薬介助を必要とすることが多い認知症治療において、パッチ剤を歓迎する声は多い。

パッチ剤は、経口薬だと飲んだふりをして後で隠れて吐き出してしまうような患者に向いている。

患者の家族や介護従事者が、目で見て投薬を確認できるのもメリット。

パッチ剤だからといって全ての患者に勧められるわけではない。

ほとんどの認知症高齢者は、降圧薬、血糖降下薬、骨粗鬆症治療薬など複数の経口薬を服用している。そこに新たに1剤を追加するなら、経口薬として一包化できた方が投薬の手間は増えない。

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