更新日:2016年12月21日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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吸湿性があると一包化できない?


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吸湿性のある薬を一包化しても一包化加算算定できる?

以前は、下に書いてあるように、吸湿性のある薬を一包化したら、一包化加算は算定できないという理解でした。

しかし、平成27年2月3日に出された「疑義解釈資料の送付について(その12)」で、

(問1)処方された薬剤を一包化する際に、吸湿性が強い等の理由で直接の被包(PTPシート)から取り出すことができない薬剤をPTPシートで交付するなど一包化とは別にした場合であっても、その薬剤を除いて一包化した部分が算定要件を満たしていれば一包化加算を算定できるか。

(答)算定して差し支えない。
この場合、一包化をしなかった薬剤及びその理由を調剤録等に記録しておくことが望ましい。

というQ&Aがあり、算定できることが明示されました。

ただ吸湿性のある薬を除いて算定要件を満たさなければいけないので、うっかりミスに注意。

一包化の一部を別包にしたら一包化加算は取れない?

一包化指示のある処方の中で、シートのまま調剤する薬があったら一包化加算は算定できないのか?
患者の服薬及び服用する薬剤の識別を容易にすること「など」の観点から、錠剤と散剤を別々に一包化した場合、臨時の投薬に係る内服用固形剤とそれ以外の内服用固形剤を別々に一包化した場合「等」も算定できるが、処方箋の受付1回につき1回に限り算定するものであること。

「など」「等」が入っています。

こういうの解釈が難しいんですね。
結局地域によって違う、ローカルルールが存在します。

吸湿性のある薬は一包化加算算定不可?

バファリンとかオパルモンとか吸湿性を有する薬を一包化した場合、一包化加算は算定できない。

一包化に適さない錠剤(一部のOD錠。OD錠の一包化可否は県により異なる。例えばプロマックDは不可の県もあれば通ってしまう県もある)を含む一包化加算は算定することはできない。加算料(一包化加算)

オパルモンとか普通に一包化してますが、添付文書上シートで渡すことになっている薬は算定できない。

吸湿性のある薬を一包化しても大丈夫か?

一包化調剤で頭を悩ますのが、「吸湿性」。

添付文書でよくある文言が、

「吸湿性を有するので、服用直前にPTPシートから取り出すよう指導すること」

みたいな文言。

どんな薬でも多かれ少なかれ吸湿性はあるだろうが。

まあ、とにかくこういう文章が書かれている薬については、一包化加算が算定できないことはよくわかる。

しかし、自分たちが知りたいのは、加算の算定の可否だけではなく、実際に一包化して問題があるのか、だ。

スローケーとかセレニカRみたいに、一包化してベチャベチャになったらそれはかなり問題なわけで。

バファリンとかオパルモンみたいに短期間なら問題なくて、一包化加算は算定してないけど、実際には一包化してるってことも多いわけで。

短期間なら問題ないと言われていても、じゃあどのくらいの日数過ぎると問題なのかってのはあやふやなわけで。

もっと薬剤師主導で一包化の可否を判断できたらいいのだけれど、ハッキリした根拠を示せないと、患者の希望とか、医者の指示とかに従うしか無かったりする。

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コメント

  1. 一ヶ月分の一包化希望の患者さんが多いですよね。特に高齢者。

    あきやま:2013/4/23

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