更新日:2016年2月24日.全記事数:3,169件.

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入院患者の処方せんはあり得ない?


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入院患者の処方せんはあり得ない?

Q.入院患者の処方せんは調剤できるか

A.入院患者は調剤も含めてすべての医療行為を医療機関に委託していると考えられるので、入院患者の処方せんはあり得ないと考えられる。
また、入院中の患者の他医療機関への受診については、当該入院医療機関にて診療を行うことができない専門的な診療が必要となった場合等のやむを得ない場合に限り認められている。

入院中の患者に対して処方せんを交付することはできない?

Q.入院中の患者の外来受診について教えてください。患者の代理として家族の方が当薬局に処方せんを持参されました。確認したところ、患者本人は別の病院に入院中だそうで、処方せんを発行した医療機関の医師にも話をしてあるとのことです。このような処方せんは、どのように取り扱えばよいのでしょうか。

A.その患者が入院している病院の病床が出来高入院料を算定しているか否かにより、その処方せんに係る費用の請求方法が異なります。

基本的に、入院中の患者に対して処方せんを交付することはできません。
入院患者に対して処方せんを交付することはできません。
入院患者に対し、入院している保険医療機関以外での診療の必要が生じた場合には、他の医療機関へ転医または対診を求めることが原則とされていますが、入院医療機関で診療できない専門的な診療が必要な場合など、やむを得ないケースに限り、他医療機関を受診することが認められています。

そのような理由から入院患者が他医療機関を受診して処方せんが交付された際に、それが出来高入院料を算定する病床に入院している患者である場合は、通常の処方せんと同じように、審査支払機関を介して調剤レセプトにより保険請求することができます。
ただし、出来高入院料であっても、療養病床入院基本料、有床診療所療養病床入院基本料、特定入院基本料のいずれかを算定している場合とそれ以外では、算定できる調剤報酬点数の内容が若干異なりますので注意してください。

一方、DPC算定病棟に入院している患者の処方せんである場合は、入院医療機関との合議による精算が必要です。
調剤レセプトによる保険請求はできません。

また、出来高入院料を算定する病床の入院患者であるか否かについては、他医療機関を受診した際に交付される処方せんで確認することができます。
具体的には、処方せんの「備考」欄に、①入院中の患者である旨、②入院医療機関の名称、③出来高入院料を算定している患者であるか否か、の情報が記載されることになっていますので、それらが記載されていなければ、処方せんを交付した保険医療機関に確認することが必要です。

そして、調剤を行った保険薬局においては、調剤内容を入院医療機関に情報提供するとともに(服薬情報提供料を算定できます)、調剤レセプトにより保険請求する場合には、レセプトの「摘要」欄に前述の①~③の内容を記載(転記)しなければなりませんので、忘れないように注意しましょう。

入院中の他医療機関での投薬

厚生労働省はこのほど、出来高入院料を算定する病床の入院患者に専門的な診療が必要となって他の医療機関の外来を受診した際に、外来医療機関がその診療に特有の薬剤を用いた投薬の費用を受診日以外でも算定できるとする事務連絡を、全国の地方厚生局などに出した。また、薬局で調剤した場合は、その薬局で調剤の費用を算定できる。
事務連絡では、算定できる投薬の費用として、調剤料、薬剤料などのほか、これまで算定できなかった処方料や処方せん料も挙げている。廃止となった4月30日付事務連絡の問23では、他の医療機関や薬局が処方や調剤を行った薬剤料は入院医療機関が請求を行い、入院医療機関が他の医療機関や薬局に対して合議で取り決めた費用を支払うなどとしていた。
出来高病棟に入院する患者が他の医療機関を受診した際、他の医療機関が院内処方を行う場合は、入院医療機関に対して処方の内容を情報提供する。他の医療機関が処方せんを交付する場合には、処方せんの備考欄に、▽入院中の患者であること▽入院医療機関の名称▽出来高入院料を算定している患者か否か―を記載して交付する。
また、入院医療機関の診療報酬明細書には、他の医療機関で受診した診療科を、他の医療機関の診療報酬明細書には入院医療機関の入院中の診療科を記載する。
入院基本料などを出来高算定している病棟の入院患者が、他の医療機関の外来を受診した場合の費用算定をめぐっては、今年4月の診療報酬改定で、外来診療を受け入れた医療機関が、初・再診料のほか、受診日に使った「専門的な診療に特有な薬剤」などの費用を算定するなどのルールが明確化された。
しかし、今月2日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で診療側委員から、外来医療機関が受診日以外の投薬・注射の費用を算定できなくなるため、ルールの見直しを求める声が相次いだ。これに対し、厚労省側は、新たなルールを月内に決定すると説明していた。他医療機関での投薬、受診日以外も算定可(医療介護CBニュース) – goo ニュース

こういう事例を受け付けたことがない(あるいは気づいてないだけかも知れませんが)ので、薬局でどういう風に取り扱っていいのか、よくわかりません。

普通に請求していい、ってことかな。

でも、出来高病棟に限ってるし。

包括病棟だとどうなのかな。

病院に請求できるのかな。

とりあえず患者さんからは全額もらって、入院中の病院と処方元の病院に聞いてみるしかないでしょうか。

対診とは?

「入院中に他の病院にかかる」
普通に考えると不思議ですが、実際にはそのようなこともあるようです。
例えば、精神病院に通院している患者さんが、他の病気で入院することになって、その病院には精神科が無いため、いつもの精神病院で薬をもらう。

しかし本人は入院中なので、家族が代わりに病院に行きます。
このようなこともありますが、保険請求上は認められていません。

医者が病院に出向いて往診するような格好だと認められているようです。
「対診」と言います。

なので、保険請求上は、医者が往診したことにして請求するため、診察料等は請求できますが、そのほかの料金(薬代)などは入院中の病院が負担することになります。

参考書籍:保険薬局業務指針2010年版、調剤と情報2013.12

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