更新日:2017年1月31日.全記事数:3,096件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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紫外線で乾癬が治る?


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紫外線療法

乾癬の治療法の一つに、紫外線の増強剤であるメトキサレン(オクソラレン)を患部に塗り、紫外線をあてるPUVA療法、特定の紫外線波長を利用したナローバンドUVB療法などがあります。
これらの方法は、皮膚の異常に亢進した乾癬の炎症を抑える効果があります。

・PUVA療法
メトキサレン(オクソラレン)を内服または外用後にUVA(長波長紫外線)を照射する。
最少光毒量の1/2~2/3から照射を開始し、徐々に増量する。
週2~3回施行し、寛解後は維持療法として1~2週に1回照射する。
照射量が多いと急性の日焼け症状が現れることに注意する。
皮膚がん発生のリスクがないとは言えないので、累積照射量は1000J/cm2以下に抑える。
ソラレン溶液の薬浴後、UVAを照射するbath-PUVA療法も頻用される
PUVA療法に関しては日本乾癬学会によるガイドラインが公表されている。

・ナローバンドUVB療法
311±1nmの狭い範囲の波長のUVB(中波長紫外線)を照射する。
入院では週4~5回、外来では週2~3回の照射を行う。
PUVA療法と比べ、簡便なため近年、急速に普及しつつある。

TARNAB

皮膚病治療にピンポイントで紫外線 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

 渋谷工業(石川県金沢市)は11日、特定の波長の紫外線(UV)を患部に当てることで皮膚病の治療ができる医療機器「TARNAB」(ターナブ)を新たに開発し、17日から医療機関向けに販売を開始すると発表した。
 乾癬(かんせん)、白斑、アトピー性皮膚炎などの皮膚病に対しては、ごく狭い範囲の波長(312ナノ・メートル)のUVを患部に当てると治療効果があることが知られている。
 これまでは、全身や半身など広範囲にUVを当てるタイプの治療機器しか実用化されていなかったが、同社は名古屋市立大との共同研究により、ドーナツ型をしたハンディータイプ(縦17センチ、横16センチ、奥行き6センチ、重さ約500グラム)の開発に成功。約4センチ四方の部分からUVを出すため、狭い患部に“きめ細かく”UVを当てられるのが特徴だ。
 同社によると、すでに厚生労働省に保険適用を申請しており、8月中にも認可される見通しという。定価は400万円。主に医療機関向けに販売し、初年度は100台、数年後には年間500台以上の販売を目指す。
(2011年7月12日 読売新聞)

乾癬と日光浴

紫外線には治療効果があるため日光浴を勧めます。

ただし紫外線療法中の患者さんは、紫外線の過量照射を避けるため、医師との連絡のもとに日光浴をするよう指導します。

まれに紫外線で逆に悪化する患者さんもいます。

こする刺激が乾癬を誘発するので、たとえば入浴時にあまり硬いタオルでこすらないように注意します。

細いジーパンも好ましくありません。

ストレス、感染症も誘発因子になりますし、扁桃炎を契機に皮疹が悪化することも多いので、禁煙を勧めます。

食べ物はバランスよく、また規則正しい生活をするようにします。

カロリーのとりすぎは乾癬を悪化させることが知られています。

欧米同様、わが国でも乾癬患者に肥満者が多いことが知られています。

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