更新日:2017年1月22日.全記事数:3,169件.

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抗ヒスタミン薬が乗り物酔いに効く?


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乗り物酔いと抗ヒスタミン薬

乗り物酔いは、内耳にある平衡感覚をつかさどる三半規管や耳石の働きが乱されることで起こります。

三半規管や耳石の乱れが、脳に伝わり自律神経が乱されて、嘔吐中枢が刺激され吐きけをもよおします。

脳の嘔吐中枢をヒスタミンが刺激すると考えられています。

抗ヒスタミン薬は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用があるので、乗り物酔いに使われます。

ナウゼリンやプリンペランは内耳には働かないので、吐き気止めにはなるけど、酔い止めにはなりません。

ジフェニドール塩酸塩は、内耳の前庭神経の調節作用に加えて、内耳の血流改善作用も示します。

塩酸メクリジンは、ほかの抗ヒスタミン薬と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長いという特徴を持ちます。

めまいに抗ヒスタミン薬

質疑応答 2010年5月

Q: めまいに伴う悪心・嘔吐に,抗ヒスタミン薬が処方されるのはなぜか?

A:めまいの際には前庭自律神経反射に基づき悪心・嘔吐が生じるが,前庭自律神経反射は前庭系刺激が脳幹の嘔吐中枢のヒスタミンH1受容体を介して伝達される。したがって抗ヒスタミン薬のジメンヒドリナート等は制吐作用を示し,前庭性嘔吐の抑制に用いられる。

トラベルミンも乗り物酔いとか、めまいとかに使われますが、成分にジフェンヒドラミンが入っています。

自分の運転で乗り物酔いになることは、ほぼありませんが、抗ヒスタミン薬を飲んで運転するのは眠気を伴い危険なので、その場合はテオフィリン系の酔い止めを飲むようにしましょう。

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