更新日:2016年12月21日.全記事数:3,130件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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褥瘡の誤った対処法いろいろ


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褥瘡にドライヤー?

在宅医療 - 「とこずれ」の新しい治しかた

誤りその② 「傷は乾燥させて治す」

 古くから傷は早く治すためには乾燥させることだと信じられていました。そのためドライヤーを使って褥瘡を乾燥させている方までいらっしゃいました。しかし、皮膚の細胞増殖を助けるには、乾燥より適度な湿度が必要のことが分かってきました。最近の創傷被覆剤(傷を覆って治るのを助けるドレッシング剤)はそのような理論に基づいて開発されています。

モイストヒーリングってヤツですね。

傷口がジュクジュクしてると早く乾かしてカサブタにしてしまったほうが良いんじゃないかと、思ってしまいがちかな。

傷口に息でフーフーしてる子どもとかいるよね。

褥瘡に円座はダメ?

Q.円座(ドーナツ型クッション)を使用してもいいか?

A.円座(ドーナツ型クッション)の使用は避けてください。

円座を使用すると、皮膚にあたる部分に圧力が加わることにより血流が悪くなり、褥瘡(床ずれ)ができることがあります。また、座るときに円座を使用すると姿勢が不安定になります。

車イスで褥瘡?

褥瘡は寝たきりで発生しやすいが、座りきりによる坐骨部の褥瘡発生の頻度も高い。

家庭やデイサービスで車椅子に1日中座っていることは褥瘡発生のハイリスクのひとつである。

車椅子は介護保険で手軽に借りられるようになった便利なものであるが、ほとんどの車椅子は、使用する個人の体型や、座ったときの座面にかかる圧迫までは考慮されておらず、体に合わないことが多い。

ずり落ちた姿勢では、普通に座ったときの数倍もの圧が加わっている。

除圧のクッションの選択だけでなく、腕や脚の重さをどう分散させるかまで考えて、使用者それぞれへの調節が可能な車椅子を選ぶことも大切である。

褥瘡のできやすい部位は?

Q.お尻以外にも褥瘡はできるか?

A.褥瘡(床ずれ)はおしり以外にもできます。おしり以外でも、骨が突出していて、ベッドのマットや布団、車いすなどで圧迫されているところが褥瘡(床ずれ)ができやすい部位です。鼻、胃瘻(いろう)用などのカテーテルによる圧迫にも注意が必要です。

褥瘡の生じやすい部位は?

褥瘡(床ずれ)とは、日本褥瘡学会の2005年の定義に準じて言えば、身体に加わった外力が骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる状況が一定時間持続され、組織が不可逆的な阻血性障害に陥ったものをさす。

不適切な硬い寝具の上で寝たきりのまま体位交換を十分に行わない場合などに仙骨部、大転子部、尾骨部、踵骨部などの骨突出部位に、また車椅子上で適切なクッションを使用せず除圧動作が不十分な場合などに坐骨部などに生じやすい。

褥瘡をマッサージしちゃダメ?

除圧法で一番間違いやすいのは、骨が出ているところをベッドに触れさせないようにするために、円座を使って浮かせるということです。

これはかえって血流・組織障害を強くするということで禁忌とされています。

また、褥瘡のできかけのときには、皮膚が発赤をするのですけれども、よくマッサージしてしまうことがあります。

血行を改善するためにマッサージするのがよいと思われがちですが、今までわかっているところでは、かえってぜい弱になった皮膚を破壊してしまうということで、これも禁忌であるとされています。

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