更新日:2015年10月22日.全記事数:3,137件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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男性が飲んでる薬も子供に影響する?


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精子に与える薬の影響

一般的に、男性に投与された薬剤が妊娠に与える影響は非常に少ないと考えられています。

男性の精子形成期間は、およそ74日(±4~5日)といわれています。

妊娠初期とは、妊娠0週0日~15週6日のことを指します。

妊娠2週0日が排卵日となり、そこで受精すると考えられます。

したがって、妊娠初期の妊娠0週0日に男性が医薬品を服用したとしても、精子形成期間はおよそ74日(±4~5日)ですので、薬剤の影響を受けた精子は排卵日の受精に関れないため、影響はありません。

ただし、精液を介して女性へ移行する薬があり、その点で注意が必要となってきます。

射精される精子の数は2~3億個になりますが、そのうち20%くらいはもともと形態的に異常がみられるようです。

もし、薬剤の影響でそのような異常な精子が増えたとしても、受精できるのは、数億から選び抜かれた正常で健常な精子である確率が高いでしょう。

理論的には、薬剤の影響を受けた精子は受精能力を失うか、受精しても妊娠が成立しなかったり、妊娠早期に流産として消失する可能性が高くなります。

また、もし、出生にいたった場合には遺伝子や染色体の問題はありうりますが、奇形といったような形態的な異常の可能性は少ないといわれています。

男性の避妊について注意のある薬

チガソン:本剤には催奇形性があり、また副作用の発現頻度が高いので、投与中及び投与中止後少なくとも2年間は献血を行わないよう指導すること。

アラバ:男性に投与する場合には、投与期間中避妊するよう注意を与えること。

コペガス、レベトール:妊娠する可能性のある女性患者及びパートナーが妊娠する可能性のある男性患者は、投与中及び投与終了後6カ月間は信頼できる避妊法を用いるなどして妊娠を避けること。また、投与直前の妊娠検査結果が陰性であることを確認後に投与を開始すること。なお、妊娠していないことを確認するために、妊娠検査を毎月1回実施すること。

ポンシル:高用量での動物試験(マウス)において、本剤が卵母細胞の減数分裂を遅延したとの報告、及び初代精母細胞において染色体の異常分離を誘発したとの報告がされているので、本剤投与中の患者には避妊をさせること。また、少なくとも投与中止後、婦人では1カ月間、男性では6カ月間は避妊をさせること。

アザニン、イムラン:本剤投与中の患者において、リンパ球に染色体異常を有する児が出生したとの症例報告がある。また、動物実験(ウサギ、ラット、マウス)で催奇形性作用が報告されているので、本剤投与中の患者には男女共に避妊を行わせること。

リウマトレックス:妊娠する可能性のある婦人に投与する場合は、投与中及び投与終了後少なくとも1月経周期は妊娠を避けるよう注意を与えること。男性に投与する場合は、投与中及び投与終了後少なくとも3カ月間は配偶者が妊娠を避けるよう注意を与えること。

アムノレイク:本剤はラット、イヌを用いた動物実験で、精子形成能に異常を起こすことが報告されているので男性に投与する場合には、投与中及び投与終了後6ヵ月間は避妊させること。

サレド:本剤は精液中へ移行することから、男性患者に投与する際は、投与開始から投与終了8週間後まで、性交渉を行う場合は極めて有効な避妊法の実施を徹底させ、避妊を遵守していることを十分に確認すること。また、この期間中は妊婦との性交渉を行わせないこと。

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