2015年10月26日月曜更新.3,263記事.5,244,533文字.

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薬用石鹸と普通の石鹸の違いは?

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薬用石鹸

薬事法では薬用と記載されている石鹸は医薬部外品に分類されています。

色々なメーカーから固形や液体の製品が販売されていますが、おもな殺菌成分としては、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、トリクロカルバン(トリクロロカルバニリド)、セチルリン酸ベンザルコニウム、塩化ベンザルコニウムなどがあります。

石鹸は界面活性剤の作用により、汚れや雑菌を洗い流す効果があるため、殺菌成分を含有していない石鹸でも雑菌を減少させる効果があります。

これは、表皮の脂肪が除去されると付着している雑菌や汚れも落ちやすくなるためです。

殺菌成分無配合の液体石鹸と殺菌成分配合の液体石鹸を使用した場合、1日1回で3日間の使用後に手の殺菌数を測定すると、殺菌成分を含有するものと通常の石鹸での有意差はみられませんが、1日4~5回5日連続使用した場合は、薬用石鹸では有意に最近数が減少するとの報告があります。

薬用石鹸を使用して殺菌効果を期待する場合は、1日4~5回で毎日継続して使用することが必要となります。

CMでよくみられるように、外で遊んだあとや、食事前などの手洗いを習慣づけることが薬用石鹸の効果を期待するのには必要です。

殺菌成分のひとつであるイソプロピルメチルフェノール単独の病原性大腸菌O-157:H7(ベロ毒素産生菌株)の殺菌効果は、60秒接触の場合では1000ppmでは滅菌、2000、5000ppmでは死滅のデータがあります。

しかし、薬用石鹸では特定の細菌に対する殺菌効果および殺菌成分の濃度のデータは公表されていません。

はじめに述べたように、薬事法では薬用石鹸は医薬品ではなく医薬部外品であることに注意が必要です。

確実に細菌数を減少させたい場合には、医療用の消毒剤(消毒用エタノールやクロルヘキシジンなど)の使用が必要となります。

薬用石鹸を毎日継続して使用するには、皮膚が弱い人の場合、殺菌成分や香料、界面活性剤による皮膚への刺激性にも注意が必要です。

石鹸は普通の石鹸で十分

石鹸を使用する目的は、汚れやアレルゲン、微生物、汗などを含む皮脂膜を除去して、皮膚を清潔に保つことにあります。

皮脂膜を取り除くためには、アルカリ性である通常の石鹸が好ましいのですが、もともと乾燥傾向の強い状態の皮膚であれば、弱酸性の洗浄剤を使うことも工夫のひとつです。

いずれを使用するかは、皮膚の状態で考えます。

通常の石鹸で汚れを落としたあとに保湿剤を塗布して失われた皮脂を補うことも一法です。

殺菌成分を含む石鹸の使用はお勧めできません。

皮膚には、病原性のない(弱い)常在菌が多数存在しており、それによって病原性の強い菌の繁殖を阻んでいます。

殺菌成分によって常在菌叢を壊すことは無益どころか有害とさえなり得ます。

腋臭症などごく限られた場合にしか用いる必要はありません。

コウジン石鹸が肌に良い?

紅参とは、高麗人参の内、表皮の部分を剥ぎ取らずに蒸して乾燥したもののことです。
高麗人参を蒸すことで成分が安定し、でんぷん質等がアルファ化し、体にマイルドとなり吸収されやすくなります。
さらに蒸すことにより主要成分であるニンジンサポニンの種類も多くなります。

紅参と白参の違いは加工法の違いだけではなく、栽培年数も異なります。
韓国では6年の歳月をかけて栽培した6年根を紅参にします。
主要成分であるニンジンサポニンの含有量が最も多くなるのが6年根です。

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