2019年3月21日更新.3,396記事.5,979,523文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

エステル型とアミド型の局所麻酔薬の違いは?

スポンサーリンク


エステル型とアミド型の局所麻酔薬の違い

局所麻酔成分は、その構造から、エステル型とアミド型に分類されます。

代表的なエステル型の成分としては、アミノ安息香酸エチルがあります。

これは水に難溶性の成分で、おもにあせもや虫刺されなどの鎮痒を目的とした塗布薬、痔疾外用薬(軟膏、坐剤)といった外用薬に配合されています。

エステル型はアミノ型に比べると、過敏症状(発疹、かゆみ、局所の刺激感など)が現れやすいとされ、これは、代謝物であるp-amino-benzoic acidによるものと考えられています。

なお、アミノ安息香酸エチルは、鎮暈薬(乗り物酔い予防薬)、鎮痛鎮痙薬などの内服薬に配合されていることもあり、内服薬については、メトヘモグロビン血症発症のおそれがあることから、6歳未満の小児には服用させないこととされています。

一方の、アミド型には、リドカイン、ジブカインなどがあります。

リドカインは、医療現場において表面麻酔、伝達麻酔、浸潤麻酔などに広く使用されるほか、抗不整脈薬としても用いられています。

作用の発現がすみやかで、プロカインの2~3倍の持続性があるとされています。

局所刺激性は弱く、OTC外用薬としても多くの商品に配合されています。

ジブカインは、強い作用が期待できる半面、リドカインに比べると毒性が強いとされています。

アミド型については、エステル型よりも過敏症状は起こりにくいといわれますが、リドカインやジブカインなどを含有したOTC外用薬による接触皮膚炎、光線過敏性皮膚炎などが報告されています。

これらの報告には、使用した部位に紅斑や掻痒感などを生じたケースだけでなく、痔疾用坐剤の使用によって全身の掻痒性皮疹や光線過敏性皮膚炎をきたした例もみられます。

アミノ安息香酸エチル含有軟膏で接触皮膚炎を起こした人でパッチテストを行ったところ、プロカインに対しても陽性を示した症例もあることから、類似した構造をもつエステル型の成分同士、アミド型の成分同士の交差感作にも注意が必要と思われます。

スポンサーリンク

バンコマイシン血中濃度の適切な採血指示は?

IMG_0670
薬剤師

アミノ配糖体系抗菌薬使用時の血中濃度モニタリングのポイントは「投与直前と投与開始1時間後」であるが、バンコマイシンの血中濃度採血指示で適切なのは次のうちどれか。
A. 投与直前(トラフ値)
B. 投与終了直後(ピーク値)
C. 投与開始1時間後(ピーク値)
D. 投与開始2~3時間後(ピーク値)
E. 投与直前と投与開始2~3時間後

コメント

  1. ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。

    yakuzaic:2016/8/14

  2. エステル型の説明文中に「エステル型に比べると、過敏症状(発疹、かゆみ、局所の刺激感など)が現れやすいとされ、これは、代謝物であるp-amino-benzoic acidによるものと考えられています。」とありますが話の流れから考えるとアミド型と記載間違いではないかと思うのですが。
    勘違いだったらすみません、気になったもので。

    薬剤師:2016/8/12

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

yakuzaic
名前:yakuzaic
出身大学:ケツメイシと同じ
生息地:雪国
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう byカルテット

人気の記事

  1. 粉砕してはいけない薬一覧
  2. モーラステープを小児に使っても良いか?
  3. 配合不適・配合注意一覧
  4. 一包化に適さない薬一覧
  5. 柴胡加竜骨牡蛎湯はハイリスク薬?
  6. PPIの処方は8週間まで?
  7. 湿疹と発疹の違いは?
  8. 患者が使い残した麻薬はどう処分する?
  9. ゲルとゾルの違いは?
  10. ヒルドイドクリームとソフト軟膏の違いは?
  11. ユベラとユベラNの違いは?
  12. タミフルは5日分飲みきらなきゃダメ?
  13. レセプト摘要欄に記載する事項
  14. ベルソムラを粉砕してもいいか?
  15. コンタクトレンズしたまま点眼してもいい?
  16. リリカ1日1回はダメ?
  17. 処方せん同日受付は受付1回?
  18. ジスキネジアとジストニアとアカシジアの違いは?
  19. リリカを急に止めてはいけない?
  20. 塗り薬は混ぜちゃダメ?

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサーリンク

検索