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塗り薬でかぶれる?
公開. 更新. 投稿者:皮膚外用薬/皮膚病.この記事は約2分45秒で読めます.
2,959 ビュー. カテゴリ:かぶれに処方された塗り薬でかぶれることもあるの?
ラノリンと接触性皮膚炎
塗り薬が原因で逆に症状が悪化する場合があります。
塗り薬に含まれる成分が接触性皮膚炎を起こすことがあるからです。
有名なのが、アンダーム軟膏などの非ステロイド系抗炎症薬です。
多くの塗り薬に含まれているラノリンも接触性皮膚炎を起こすことが知られています。
アトピー性皮膚炎患者の約5%でラノリンパッチテスト陽性を示したらしいです。
ラノリンはアンダーム軟膏にも含まれていますが、ほかにもアズノール軟膏、エキザルベ、ヒルドイドローションなどおむつかぶれやアトピーによく処方されそうな薬にも含まれています。
ブフェキサマクと接触性皮膚炎
2010年4月に、アンダーム軟膏(ブフェキサマク)は、副作用として皮膚のかぶれが報告されていることや、欧州医薬品庁が4月、欧州全域に対して販売を取りやめるよう勧告しました。それに伴い日本でも同年販売中止となりました。
アンダーム軟膏は非ステロイド系の抗炎症薬ですが、接触性皮膚炎(かぶれ)を起こしやすい塗り薬として有名でした。
そのため、おむつかぶれなどに使うと逆に悪化することがあるので使わない医師が多かったです。
ケトプロフェンと接触性皮膚炎
おなじみのモーラステープによる光線過敏症の副作用がありますが、塗り薬のケトプロフェン製剤にもセクタークリーム・ゲル・ローションなどがあり、かぶれには注意する必要があります。
日差しを完璧に避けることは難しいので、光線過敏症なのか接触性皮膚炎なのかは判別しづらいところですが、日差しを避けることでかぶれのリスクは下がります。
接触皮膚炎
原因を特定しない表皮の炎症は、臨床的に湿疹と診断される。
接触性皮膚炎とは、何らかの物質(接触源)が局所の皮膚表面に接触して、その場に主として表皮の炎症を招来する事態をさす。
疑って積極的に診断されなければ、接触皮膚炎は湿疹のままに止まる。
接触皮膚炎は、刺激性接触皮膚炎と、アレルギー性接触皮膚炎に二大別される。
さらに光毒性接触皮膚炎、光アレルギー性接触皮膚炎も、分類に加える。
特殊な病態として、全身性接触皮膚炎、接触皮膚炎症候群、接触蕁麻疹も分類に加える。
接触皮膚炎患者は、湿疹から積極的に分離して診断する施設では、新患患者の23%を占める。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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