2018年10月16日更新.3,349記事.5,693,929文字.

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下痢にコレバイン?

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胆汁性下痢にコレバイン

ストレスが関与しない過敏性腸症候群(IBS)の中に、胆汁性下痢(BAM)の人が増えているという。

胆汁酸は、小腸の終末部分にある回腸で胆汁酸トランスポーターにより再吸収され、再吸収されずに大腸に届いた胆汁酸が排便につながる水分分泌と蠕動を起こす。
しかし、胆汁酸吸収障害(BAM)があると、大腸に届く胆汁酸が増加して、下痢を来すと考えられている。
下痢型IBSの約30%にBAMが関与しているといわれている。

臨床的な特徴は、「食事内容にかかわらず食後に下痢するが、食事をしないと下痢しない」ことである。
このタイプには胆汁酸を吸着するコレスチラミン(クエストラン)やコレスチミド(コレバイン)が奏功する。

ただし、コレスチラミンの適応は「高コレステロール血症およびレフルノミドの活性代謝物の体内からの除去」、コレスチミドの適応は、「高コレステロール血症および家族性高コレステロール血症」となっている。

コレスチミドの投与により劇的に改善することが多いが、必要量に個人差が大きく、投与量が多いと便秘になる。
通常は脂質異常症治療時の半量で十分であり、中には4分の1量で十分な症例もある。

参考書籍:日経DI2018.4

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