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クエストランの1回量は9グラム?
公開. 更新. 投稿者:脂質異常症.この記事は約2分47秒で読めます.
2,896 ビュー. カテゴリ:クエストランの用量
クエストラン(コレスチラミン)という脂質異常症に使われる陰イオン交換樹脂がある。
処方をみたことはない。
同効薬としては、コレバインのほうがまだ見ることがある。
効能効果は、「高コレステロール血症、レフルノミドの活性代謝物の体内からの除去」となっているので、アラバとの併用でも処方されるのかも知れないが、アラバの処方も見たことは無い。
そんなマイナーな薬なので、もし処方に当たってしまったら、用量を見るとちょっと困惑しそうなので注意。
クエストランの用量は、
高コレステロール血症
通常成人にはコレスチラミン無水物として1回4gを水約100mLに懸濁し、1日2~3回服用する。
レフルノミドの活性代謝物の体内からの除去
通常成人にはコレスチラミン無水物として1回4gを水約100mLに懸濁し、1日3回服用する。レフルノミド製剤投与による重篤な副作用発現時にはコレスチラミン無水物として1回8gを水約200mLに懸濁し、1日3回服用する。
1回4g。
多いですね。
と思いきや「コレスチラミン無水物として1回4g」であるので、クエストラン粉末は44.4%のため1回量は製剤量として9gになります。
予想以上。
さらに「レフルノミド製剤投与による重篤な副作用発現時には、本剤1回18g(コレスチラミン無水物として8g)を1日3回服用し、服用期間は11日間を目安とすること。」と書かれており、最大で1回18gという処方もある。
レフルノミド(商品名:アラバ)とは関節リウマチに使われる薬である。
包装が200gの瓶しか無いようだが、分包機で1回量18gとかあふれずに撒けるのだろうか?
1包3gで撒いて1回6包で飲んでもらうのがいいかな。
添付文書の用量に記載されている量が、成分量か製剤量かわかりにくい、ということは、処方量も成分量か製剤量かわかりにくいということなので、「1回4g」という処方が来たら、疑義照会が必要になります。
クエストランの飲み方
クエストランは量が多いうえに飲みづらい。
コップ1杯の水、牛乳、フレーバードリンク、好みのジュース、炭酸飲料に薬を入れて、混合したときに固まりができないように、かきまわさず1~2分間そのまま沈ませる。そして服用する前に完全に混合するまで(溶解することはない)攪拌する。オートミール、薄いスープと混ぜてもよい。あるいは砕いたパイナップル、洋梨、桃、フルーツカクテルなどの水分の多い果実に入れてもよい。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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