2019年2月20日更新.3,370記事.5,924,009文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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アジソン病に禁忌の薬

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アジソン病と高カリウム血症

アジソン病という病気があります。
別名、慢性原発性副腎皮質機能低下症。名前の通り、副腎皮質の機能が低下し、副腎皮質ステロイドの産生低下を示す症候群です。

先天的なものはアジソン病とは言わず、後天性のものがアジソン病という病名になるらしい。
ステロイドの副作用で副腎皮質機能低下症になることもあるが、これもアジソン病とは言わない。

副腎機能の回復は期待できないので、一生涯治療が必要となる。

アジソン病では、副腎機能低下のため、糖質コルチコイドのみならず鉱質コルチコイドの作用も落ちている。
投与するステロイドとしては、糖質コルチコイド作用だけでなく、鉱質コルチコイド作用ももつ薬が投与される。

医薬品名コルチコイド作用(効力比)
糖質鉱質
コルチゾール11
ヒドロコルチゾン(コートリル)11
コルチゾン(コートン)0.80.8
プレドニゾロン(プレドニン)40.8
メチルプレドニゾロン(メドロール)50.5
トリアムシノロン(レダコート)4~50
デキサメタゾン(デカドロン)25~300
ベタメタゾン(リンデロン)25~300
フルドロコルチゾン(フロリネフ)10125

このアジソン病に禁忌の薬があります。
アスパラカリウム錠
スピロノラクトン錠
ダイアモックス錠
など。

アジソン病ではアルドステロン分泌低下により、カリウム排泄障害を来しているので、高カリウム血症を呈するおそれがある。
そのためアスパラカリウムとスピロノラクトンは血中カリウム濃度を上げるので、高カリウム血症のリスクが高まるので禁忌である。
ダイアモックスが禁忌の理由は、「電解質異常が増悪されるおそれがある」と書かれているが、それなら、ラシックスやルプラックなどの利尿剤、セララなどもアジソン病に禁忌になる。

アジソン病であるという患者はなかなかお目にかかれるものではないし、アジソン病と診断されていれば専門医による治療を受けているので、この禁忌が問題になることはほぼ無いだろうけど、覚えておく。

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バルプロ酸と併用禁忌の抗菌薬は?

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薬剤師

バルプロ酸と併用するとバルプロ酸の血中濃度が極めて低くなり、痙攣発作を誘発することがあるため、禁忌となっている抗菌薬はどれか。
A. ファロペネム(ファロム)
B. テビペネム(オラペネム)
C. エリスロマイシン(エリスロシン)
D. レボフロキサシン(クラビット)
E. アモキシシリン(サワシリン)

先生

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