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菊の花で尿酸値下がる?
公開. 更新. 投稿者:痛風/高尿酸血症.この記事は約2分30秒で読めます.
3,213 ビュー. カテゴリ:菊花ポリフェノール
「尿酸を下げる市販薬はありますか?」
そんなものはありません。と答えていましたが、わかもと製薬から「菊花ポリフェノール」なる商品が販売されていました。
プリン体ケアサプリメント わかもと菊花ポリフェノール
ドラッグストアの店頭に並んでいたので気になりました。
初めて聞いた。菊花ポリフェノール。
プリン体と戦う乳酸菌ヨーグルトというのもあるので、尿酸値の高い人向けのサプリメントにもレパートリーが増えています。
これらのプリン体ケアサプリメントには、どの程度効果があるのだろうか。
菊花ポリフェノールの働きとして、以下の2点が挙げられている。
①尿酸を作らせない
尿酸産生酵素の働きを阻害することで、尿酸の産生を抑制します。
②尿酸の排泄を助ける
尿酸排泄に関わる輸送体の遺伝子発現を増加させることで、尿酸の排泄を促進します。
①は尿酸合成阻害薬(ザイロリック、フェブリク)のような効果、②は尿酸排泄促進薬(ユリノーム、ベネシッド)のような効果ということだろうか。
私の住んでいる地方では、食用菊もあるので、それを食べると尿酸抑制になるということか。
菊そのものの解毒効果に関しては、株式会社ポーラの研究により、生体内の解毒物質「グルタチオン」の産生を高めることが発見されている。また、食用菊としては、日本大学薬学部・理学部 山形県衛生研究所により、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている。栄養面では、ビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含む。さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている。食用菊 – Wikipedia
菊には解毒効果、発がん抑制、コレステロール低下、抗酸化作用、抗糖化作用など様々な働きがあるようだ。
「焼き肉2皿とビール2杯分のプリン体」による尿酸値の上昇を抑える、という。
食事とお酒を控えた方がよさそうだ。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。