2024年11月22日更新.2,474記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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菊の花で尿酸値下がる?

菊花ポリフェノール

「尿酸を下げる市販薬はありますか?」
そんなものはありません。と答えていましたが、わかもと製薬から「菊花ポリフェノール」なる商品が販売されていました。

プリン体ケアサプリメント わかもと菊花ポリフェノール
ドラッグストアの店頭に並んでいたので気になりました。

初めて聞いた。菊花ポリフェノール。
プリン体と戦う乳酸菌ヨーグルトというのもあるので、尿酸値の高い人向けのサプリメントにもレパートリーが増えています。
これらのプリン体ケアサプリメントには、どの程度効果があるのだろうか。

菊花ポリフェノールの働きとして、以下の2点が挙げられている。
①尿酸を作らせない
尿酸産生酵素の働きを阻害することで、尿酸の産生を抑制します。
②尿酸の排泄を助ける
尿酸排泄に関わる輸送体の遺伝子発現を増加させることで、尿酸の排泄を促進します。

①は尿酸合成阻害薬(ザイロリック、フェブリク)のような効果、②は尿酸排泄促進薬(ユリノーム、ベネシッド)のような効果ということだろうか。

私の住んでいる地方では、食用菊もあるので、それを食べると尿酸抑制になるということか。

菊そのものの解毒効果に関しては、株式会社ポーラの研究により、生体内の解毒物質「グルタチオン」の産生を高めることが発見されている。また、食用菊としては、日本大学薬学部・理学部 山形県衛生研究所により、発ガン効果の抑制・コレステロールの低下・中性脂肪を低下させる効果の研究結果が発表されている。栄養面では、ビタミンやミネラルが比較的に多く、特にβ-カロテンやビタミンC、葉酸をはじめとしたビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素を多く含む。さらに、紫菊花には抗糖化作用があるとされ、アンチエイジングの観点からも注目されている。食用菊 – Wikipedia

菊には解毒効果、発がん抑制、コレステロール低下、抗酸化作用、抗糖化作用など様々な働きがあるようだ。

「焼き肉2皿とビール2杯分のプリン体」による尿酸値の上昇を抑える、という。
食事とお酒を控えた方がよさそうだ。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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