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滲出性中耳炎と真珠腫性中耳炎の違いは?
公開. 更新. 投稿者:めまい/難聴/嘔吐.この記事は約3分46秒で読めます.
2,159 ビュー. カテゴリ:滲出性中耳炎と真珠腫性中耳炎
耳鼻科のDrからしてみたら全然違うのでしょうけど。
滲出性中耳炎と真珠腫性中耳炎。
しんしゅつせいちゅうじえんとしんじゅしゅせいしゅうじえん。
投薬時にしんじゅしゅせいちゅうじえんと聞いても、しんしゅつせいちゅうじえんと間違える。きっと。
滲出性中耳炎:中耳に浸出液がたまっている状態。急性中耳炎に引き続き起こることが多い。また、飛行機に乗った際に耳が痛くなり、その後痛みは治まったが耳が聞こえにくい、という場合には滲出性中耳炎の場合が多い。痛みは基本的にはない。
中耳炎 – Wikipedia
真珠腫性中耳炎:中耳に真珠腫ができたため、中耳に炎症が生じた状態。真珠腫とは、上皮が存在しないはずの鼓室内に、何らかの原因で上皮細胞が侵入して増殖したもの。腫瘍ではない。
滲出性中耳炎を放置すると将来、鼓膜が中耳腔の壁にくっついてしまう癒着性中耳炎や、真珠腫性中耳炎という中耳炎に移行することもある、とのことなので、簡単に言えば、滲出性中耳炎のほうが軽くて、真珠腫性中耳炎のほうが重いということになる。
鼻をすすると中耳炎になる?
ものまねタレントのコロッケが、真珠腫性中耳炎のため13歳から右耳が難聴であることを明かしました。
正常な鼓膜は太鼓のようにぴんと張った膜ですが、鼓膜の一部が奥に入り込んでいくのが真珠腫性中耳炎です。
入り込んだ鼓膜のなかには耳あかのようなものがたまり、細菌が感染すると病気がさらに進行します。
鼻すすり癖がある人に発症しやすいといわれています。
耳垢は取っちゃダメ?
耳掃除は気持ちがよく、ついつい耳かきや綿棒を手にしてしまいますが、耳垢の除去は医学的に見て有益なのでしょうか?
特に子供で言えることですが、耳掃除はあまりしないほうがいいです。
耳掃除のしすぎで外耳炎になったり、子供だと耳の入り口と鼓膜までの距離が短いので鼓膜を破る恐れもあります。
耳掃除をしようとして、綿棒で逆に耳垢を押し込めてしまうことも多いようです。
基本的に耳垢は自然と出てくるものなので、耳掃除はしなくてもいいようです。
米国耳鼻咽喉科・頭頚部外科学会が2017年1月に発表したガイドラインでは、「過度の耳掃除を行ってはいけない」と強く呼びかけています。
耳に関するしてはいけないこと
・過度に耳掃除を行うこと。
・綿棒、ヘアピン、爪楊枝などを耳に入れること。これらは耳を傷め、鼓膜などを損傷する危険性がある。
・イヤー・キャンドルを使うこと。イヤーキャンドルには耳垢を除去する効果はなく、外耳道や鼓膜に重い損傷を引き起こすことがある。
・耳の症状(痛みや聴力の低下、耳鳴りなど)があるのに、医療機関を受診しないこと。
・補聴器の手入れ・掃除を怠ること。
イヤー・キャンドルは、耳の中に特別なろうそくを立てて火をつけ、その熱の作用で身体の中の毒素を出すという触れ込みで行われているものです。米国耳鼻咽喉科・頭頚部外科学会はこの効果を否定しています。
そもそも耳垢は、「外耳道と鼓膜の保護・乾燥防止」、「細菌・真菌に対する感染防御」、「昆虫の侵入防御」という役割を担っています。
「過度の耳掃除を行ってはいけない」という考え方は、このような耳垢の役割を重視しており、さらに耳掃除によって鼓膜を損傷する事故が多いことに対し、警告を鳴らしているといえます。
また、外耳道は表皮が薄く、耳掃除をしすぎると皮膚を荒らし、湿疹を招くこともあります。こうしたことから、過度に耳掃除を行うことは避け、耳かきや綿棒は鼓膜に当たらないように先端に近い部分を持って使用したほうがよいと思われます。
一方、高齢者の場合は認知機能の衰えによる清潔への関心の低下が耳垢塞栓を起こしやすいとされています。耳垢によって聴力が低下している場合もあるので、高齢者の耳垢に対しては周囲の人のケアが必要です。
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