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セルベックス細粒とカマを混ぜちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:消化性潰瘍/逆流性食道炎.この記事は約1分22秒で読めます.
2,156 ビュー. カテゴリ:セルベックス細粒の配合変化
セルベックスの添付文書を見ていたら、取り扱い上の注意に、
「粒剤は、合成ケイ酸アルミニウムとの配合により、次第に黄変し、含量が低下するので配合剤とせず、組み合わせ剤とすること。」
と記載されていた。
セルベックス細粒を他の薬と混合するケースはありそうです。
合成ケイ酸アルミニウムって何だろう。
アルミワイスの成分、YM散にも入っている。あと添加物として含まれる。あまりセルベックス細粒と混ぜることは無さそう。
天然ケイ酸アルミニウムだとアドソルビン。
下痢止めだから、セルベックスと混ぜることは少ないかなあ。
セルベックスのインタビューフォームには、
配合品は冷所保存を除き経時的に黄変が進行し、配合したケイ酸アルミニウムの銘柄差はあるものの、テプレノン含量は3 日以降急速に低下した。従って、合成ケイ酸アルミニウムとは一包化せず別分包とすること。
と書かれており、1か月で70%くらいに含量低下している。
セルベックスのIFの配合試験成績一覧には多数の散剤との配合変化が確認されており、
アドソルビン(天然ケイ酸アルミニウム)やアルサルミン(スクラルファート)などとの配合試験結果も載っていた。
外観変化は無く、含量の変化の記載もないので、セルベックス細粒と混合しても大丈夫なのだろう。
セルベックスと「合成ケイ酸」アルミニウムとの混合がダメということ。
添付文書には書かれていないが、インタビューフォームにはセルベックスと酸化マグネシウムの配合変化にも触れており、別分包するように指示されている。
配合品のテプレノン含量は1 カ月後に規格範囲内であったが、経時的に褐変が進行するため、酸化マグネシウムとは一包化せず、別分包とすること。
添付文書しか読まねーから、添付文書に書いといて。
まあ外観変化だけだから、患者に気にしないように伝えれば問題ないけど。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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