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タケルダは口腔内崩壊錠?
公開. 更新. 投稿者:消化性潰瘍/逆流性食道炎.この記事は約2分18秒で読めます.
4,814 ビュー. カテゴリ:タケルダの外観
タケプロンとアスピリンの合剤であるタケルダ錠の外観は、タケプロンOD錠にそっくりです。
そのため、タケプロンOD錠を飲んでいた患者さんがタケルダ錠に切り替えるときに、注意しなければならない点があります。
「水でお飲みください」
タケルダのPTPシートにも「水でお飲みください」という文言が記載されています。
OD錠にしてもほとんどの患者さんは水で飲んでるだろう、と思いますが。
タケルダの服用上の注意
タケルダ配合錠は、有核錠の外層に腸溶性の細粒を含み、内核も腸溶性であるため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに水で服用するよう、ご指導ください。
タケルダ配合錠は、タケプロンOD錠と外見が似ています。タケプロンOD錠とアスピリンの併用投与からタケルダ配合錠に切り替える場合は、飲み間違えのないよう、患者さんにご指導ください。
ランソプラゾール部分は口腔内で崩壊しても、アスピリン錠はそのまま残るんだろうなあ。
アスピリンとPPIの合剤?
■低用量アスピリンとプロトンポンプ阻害薬の合剤
3月24日、武田薬品工業株式会社は、「タケルダ(R)配合錠」(低用量アスピリンと消化性潰瘍治療剤「タケプロン(R)」(一般名 ランソプラゾール)の合剤)が製造販売承認を厚生労働省から取得したことを発表した。
「タケルダ(R)配合錠」は、1錠中にアスピリン(100mg)とランソプラゾール(15mg)を含有する錠剤である。同剤は、低用量アスピリンとプロトンポンプ阻害薬を配合した薬剤であり、日本初となる。
■低用量アスピリンの長期服用が可能に
日本では、心筋梗塞や脳梗塞の再発予防として、低用量アスピリンを服用する患者が増加している。しかし、低用量アスピリンの長期間の投与によって、胃潰瘍や十二指腸潰瘍が引き起こされることがある。そのため、低用量アスピリンの投与を継続する必要のある患者に対して、潰瘍の発症を抑制することが重要となっている。
国内外のガイドラインでは、胃潰瘍などの既往がある患者に対して低用量アスピリンを長期投与する場合は、プロトンポンプ阻害薬を併用投与することが推奨されている。
「タケプロン(R)」は、低用量アスピリンの長期投与が必要で胃潰瘍などの既往がある患者に対して、潰瘍の再発抑制の効能・効果が認められている。「タケプロン(R)」と低用量アスピリンを合剤化することによって利便性が向上し、薬の飲み忘れを防ぐことで、長期にわたって潰瘍の再発を抑制しながら低用量アスピリンを服用することが可能になる。「タケルダ配合錠」の製造販売承認取得武田薬品工業 – ココヤク News –
タケダのタケルダだって。
あからさまなGE対策ではありますが。
手を変え品を変え、いろいろとやってきますね。
合剤にすることのメリットは高いと思うので、喜ばしいことでもあります。
合剤が増えると、コンプラビン配合錠とタケルダ配合錠が同時に処方されたり、みたいな危険性はありますが。
そのうちプラビックスとタケプロンとアスピリンの合剤とかも販売されたりして。
こうなってくると、相互作用のチェックが複雑になってくる。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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