記事
小児の逆流性食道炎にネキシウム?
公開. 更新. 投稿者:消化性潰瘍/逆流性食道炎.この記事は約1分23秒で読めます.
2,240 ビュー. カテゴリ:ネキシウムの小児適応追加
ネキシウムに小児適応が追加となった。
●胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、Zollinger-Ellison症候群
通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、胃潰瘍、吻合部潰瘍では8週間まで、十二指腸潰瘍では6週間までの投与とする。●逆流性食道炎
通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、体重20kg未満では1回10mgを、体重20kg以上では症状に応じて1回10~20mgを1日1回経口投与する。なお、通常、8週間までの投与とする。●非びらん性胃食道逆流症
通常、1歳以上の幼児及び小児にはエソメプラゾールとして、1回10mgを1日1回経口投与する。なお、通常、4週間までの投与とする。
1歳以上で使用可能。
1歳でも10mgを使う形。
小児には、長期投与可能な疾患(逆流性食道炎の維持療法、非ステロイド性抗炎症薬・低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制)がないので、8週間以上の長期投与はできません。
乳幼児の胃食道逆流現象は多くの場合、成長と共に消失するが、重度心身障害を有する小児などの一部の例では、胃食道逆流現象により食道炎、体重増加不良、反復性肺炎、喘息などを起こし、H2ブロッカーやPPIによる治療が必要となる。
小児の推定患者数は成人の約0.3%で8000人程度と推定される。
体重が増えないとか、喘息、肺炎があったとしても、胃食道逆流症が原因とは、なかなか診断できないだろう。
小児適応のあるH2ブロッカーってあったっけ?と思い調べると、アルタット(ロキサチジン酢酸エステル塩酸塩)に小児適応があった。
これまたマイナーなH2ブロッカーです。
アルタットは幼児には適応がないので、未就学児には使えない。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。
1 件のコメント
脱カプ指示の際は、中の粒は潰さず乳糖賦形します。