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胃カメラを飲む前にプロナーゼを飲む?
公開. 更新. 投稿者:消化性潰瘍/逆流性食道炎.この記事は約2分32秒で読めます.
4,421 ビュー. カテゴリ:プロナーゼMSと胃カメラの関係
胃カメラを飲む前に飲むプロナーゼって何のため?
今度内視鏡検査を受けるという患者さんが、医療機関からもらったというプロナーゼMSという薬を見せてくれた。
ちなみに処方せんには重曹が処方されていた。
プロナーゼMSの効能効果は、「胃内視鏡検査における胃内粘液の溶解除去」
用法用量は、「検査15~30分前に、プロナーゼとして20,000単位を炭酸水素ナトリウム1gとともに約50~80mLの水に溶かし、経口投与する。」となっている。
プロナーゼMSの1包が0.5gで、0.5g中に20000単位含まれている。
ちなみに、エンピナースPも同じプロナーゼですが、エンピナースPカプセルは1個当たり9000単位、エンピナースP錠には1個当たり18000単位含まれている。
ついでに、エンピナースの効能効果は、
次の疾患、症状の腫脹の緩解
手術後及び外傷後
慢性副鼻腔炎
痰の切れが悪く、喀出回数の多い下記疾患の喀痰喀出困難
気管支炎、気管支喘息、肺結核
痰や鼻のたんぱく質を分解して切りやすくする。
プロナーゼMSの薬効薬理をみると、
「本剤は、蛋白分解酵素製剤であり、胃粘液の主成分である粘液糖蛋白質ムチンのペプチド結合を切断することにより胃粘液を溶解除去する。」
「プロナーゼの胃粘液溶解作用について、ビーグル犬を用い胃内視鏡検査法により検討した結果、通常検査法及び色素撤布法ともに、プロナーゼ(0、5,000、20,000単位/body)投与による用量依存的な胃粘膜表面の付着粘液量の軽減化及び胃粘膜像の描出状態の明瞭化が認められた。」
胃粘液を溶解除去すると、胃カメラによる診断が行いやすくなるのですね。
でも、エンピナースPを連用すると、胃粘液を溶解して胃が荒れそう。
エンピナースPの副作用には、「消化器(0.1~5%未満) 食欲不振、嘔気・嘔吐、胃部不快感」とある。
プロナーゼMSは検査薬になるので、ニフレック同様、薬局で調剤することはほぼ無いと思われる。
てゆーか、処方されていた重曹も検査薬になるんだよな。。。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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