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ウルティブロ=シーブリ+オンブレスじゃない?
公開. 更新. 投稿者:喘息/COPD/喫煙.この記事は約1分26秒で読めます.
2,817 ビュー. カテゴリ:ウルティブロのインダカテロール含有量は少なめ?
ウルティブロはシーブリとオンブレスの合剤。
吸入剤の新薬が最近多くて覚えきれませんが、このノバルティスの新商品についてはMRの積極的なアプローチによりだんだんと定着してきました。
ウルティブロ1カプセルは単純にシーブリ1カプセルとオンブレス1カプセルが合わさったもの、と思い込んでいましたが、「14日処方制限」が解除されていないことから、「何かが違う」と思い調べると、単に混ぜ合わせたものではなさそう。
14日処方制限が解除されていない理由としては、適応症の違い、
シーブリ、オンブレスは「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解」
ウルティブロは「慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解(長時間作用性吸入抗コリン剤及び長時間作用性吸入β2刺激剤の併用が必要な場合) 」という理由もあるかな。
ウルティブロ1カプセルの中身は「グリコピロニウムとして50μg及びインダカテロールとして110μg」
シーブリの中身は「グリコピロニウムとして50μg」
オンブレスの中身は「インダカテロールとして150μg」
インダカテロールの量がオンブレスよりも少な目です。
つまりシーブリとオンブレスを併用したほうが、ウルティブロを使うよりも効く可能性がある?
コンプライアンスの問題から、そんな処方をすることは無さそうですが。
理由はわかりませんが、飲み薬とは違って、吸入剤の場合は粒子径を細かくする必要性があるので、用量はなるべく少ない方が良いんだろうなあと推測します。
ウルティブロ
ウルテイブロの気管支拡張作用は,グリコピロニウム(シーブリ)によるM3受容体でのアセチルコリン作用の阻害を介した気管支平滑筋の弛緩,およびインダカテロール(オンブレス)によるβ2アドレナリン受容体の刺激を介した直接的な気管支平滑筋の弛緩によって引き起こされる。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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1 件のコメント
配合剤にした場合、インダカテロールの肺到達率が上がったから、と聞いたことがあります。