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COPDに使えるアドエアは250ディスカスだけ?
公開. 更新. 投稿者:喘息/COPD/喫煙.この記事は約2分27秒で読めます.
5,378 ビュー. カテゴリ:アドエアとCOPD
アドエアの効能効果は、
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合)
気管支喘息だけでなく、COPDにも適応があります。
しかし、添付文書に以下のように書かれている。
ディスカス:100
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):-ディスカス:250
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○ディスカス:500
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):-エアゾール:50
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):-エアゾール:125
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○エアゾール:250
気管支喘息(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):○
慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎・肺気腫)の諸症状の緩解(吸入ステロイド剤及び長時間作動型吸入β2刺激剤の併用が必要な場合):-○:効能あり、-:効能なし
とっても見にくいですが、簡単に言えば、全ての製剤で気管支喘息には適応がありますが、COPDに対してはアドエア250ディスカスとアドエア125エアゾールしか適応がありませんよ、ということ。
アドエア100ディスカス=アドエア50エアゾール
アドエア250ディスカス=アドエア125エアゾール
アドエア500ディスカス=アドエア250エアゾール
という対応もわかりづらいです。
アドエア250ディスカスの代わりにアドエア250エアゾールが間違えて処方されることもあります。
アドエア250エアゾールを1回1吸入で使えば同じなんでしょうけど。保険請求上では問題となる。
慢性閉塞性肺疾患に対して国内で承認されている製剤は、ディスカス製剤ではアドエア250ディスカスのみ、エアゾール製剤ではアドエア125エアゾールのみである。
しかし、COPDと思われる患者にアドエア500ディスカスが処方されていたとしても、薬剤師的には、
「効くだろうから、良いんじゃね」「病名わかんねーし」「レセプト病名書いてるかも知れねーし」
という程度で、ほぼスルーだろう。
薬剤師でも、処方箋単価の高い薬局で個別指導に戦々恐々としている管理薬剤師以外は、適応外処方に対して、医師以上に無関心という気がする。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。