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鉄剤はいつまで飲めばいい?
公開. 更新. 投稿者:血液/貧血/白血病.この記事は約1分14秒で読めます.
6,011 ビュー. カテゴリ:貯蔵鉄とは?
鉄欠乏性貧血の場合、通常、鉄剤を1日に100~200mg投与する。
約2ヵ月間の投与でヘモグロビン値は回復するが、さらに1~2カ月投与を続け、貯蔵鉄を満たすようにする。
鉄欠乏性貧血の人が鉄剤を毎日服用することで、血中の赤血球数やヘモグロビン濃度は1ヶ月くらいでかなり改善され、2ヶ月後には、ほぼ基準値に達します。
しかし、この時点では、肝臓の貯蔵鉄はまだ足りません。
貯蔵鉄が正常になるまで2~3か月は治療を継続します。
中止時期は、フェリチン値を参考にして決定される。
フェリチン
フェリチンとは、鉄結合性タンパク質の一種である。生物の細胞内において、鉄と結合することにより鉄を保存し、必要なときに鉄を放出する。
食事だけでは足りない?
鉄欠乏性貧血では、食事療法のみによる鉄の補充は不可能であるので、鉄剤が投与される。
安全性、経済性の面から、鉄剤は原則として経口投与とされる。
強い消化器症状を持つなどの理由で鉄剤の経口投与が不可能な場合に、注射剤が用いられる。
ただし、静脈投与では鉄過剰状態に陥りやすい。
過剰な鉄は人体に有害であり、鉄の必要量と計算して、その量のみを投与する対応が取られる。
鉄分の摂り過ぎに注意?
鉄分はたくさん摂り過ぎても、その分を体から排泄することができません。
摂り過ぎると、肝臓や心臓、膵臓などに鉄がたまり、肝硬変や心臓の筋肉の炎症、糖尿病などになる危険があります。
特に肝臓の病気で治療中の方は、勝手に鉄を含む市販薬やサプリメントを摂るのはやめましょう。
肝臓に良いといわれているウコンにも鉄がたくさん含まれているので、要注意です。
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