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PL顆粒とカロナールをいっしょに飲んじゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:風邪/インフルエンザ.この記事は約1分9秒で読めます.
15,924 ビュー. カテゴリ:アセトアミノフェンの警告
PL顆粒とかカロナールとか、アセトアミノフェンを含む製剤の添付文書の警告に、
本剤とアセトアミノフェンを含む他の薬剤(一般用医薬品を含む)との併用により,アセトアミノフェンの過量投与による重篤な肝障害が発現するおそれがあることから,これらの薬剤との併用を避けること。
と書かれるようになっていた。
PL顆粒は1日3回飲ませて、カロナールは頓服なら問題ないのかな。
でも、疑義照会は必要なんだろうなあ。
アセトアミノフェン
PL顆粒やペレックスとカロナールがいっしょに処方されていること、よくあります。
医師はPL顆粒にどのくらいアセトアミノフェンが入っているかわかった上で処方しているんでしょうか?
さらにカフコデもいっしょに処方なんてケースもあるようです。
PL顆粒には1包中アセトアミノフェン150mg含まれています。1日量で450mg。
カロナール300mgを1日3回使ったら900mg、さらにPL顆粒が450mgで1日量1350mg。
アセトアミノフェンの上限を1500mgと考えればセーフです。
カフコデN錠も追加すると、カフコデには1錠中アセトアミノフェンが100mgで、1日6錠で600mgなので、1日量1950mg。これはアウト。
カフコデN錠とカロナール300mg1日3回併用だと、1日量1500mg。ギリギリセーフ。
カロナールが屯服で処方されていると、1日量があいまいになってしまいますが、1日量1500mg超えないように患者さんに伝えればいいでしょう。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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1 件のコメント
同様に、トラムセット配合錠と他のアセトアミノフェン含有剤の併用も注意が必要ですね