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年をとると体重は減る?
公開. 更新. 投稿者:栄養/口腔ケア.この記事は約1分27秒で読めます.
3,165 ビュー. カテゴリ:加齢と体重
年とともに基礎代謝は落ち、体重を維持するための摂取カロリーは当然年とともに減る。
それとは別にヒトは普通高齢者になると徐々に体重が減少する。
実験動物(マウス、ラット)でもほぼ同様な現象が観察され、彼らは体重がピークに達した後に緩やかな体重の減少を認め、その後生涯を終える。
現在唯一と言っていい寿命延長法であるカロリー制限においては、体重の増加(成長)は緩やかとなり、ピークは遅れて出現するが、やはりその後体重の減少は観察される。
「何故年をとると体重が減少するのか?」の明確な回答はないが、一般的に人間、動物を問わず加齢とともに体脂肪率、体脂肪量が増加し、除脂肪体重が減少するといわれている。
すなわち体脂肪の量は増加するが、筋肉量が落ちるということである。
さらに種々の臓器に萎縮が出現し、当然個々の臓器の実重量は減るし、間質の水分量も減る、などの原因が考えやすい。
加齢とともに起こる生理的な体重減少自体は低栄養とは異なる。
加齢とともに太るワケ
私たちの体は加齢とともに基礎代謝が落ち、ぜい肉がつきやすい体質になります。
基礎代謝とは、消費エネルギーの60~75%を占める、いわば「体脂肪の燃焼工場」です。
体温を維持したり、心臓などの内臓を働かせたりするために、安静にしていても自然に消費されているエネルギーです。
この基礎代謝量が落ちているにもかかわらず、若い頃と同じように食べたり、飲んだりしていてはどんどん太ってしまうというわけです。
では、基礎代謝はなぜ加齢とともに落ちてしまうのか。
そこには筋肉が深く関係しています。
基礎代謝と筋肉
私たちのからだの中で最もエネルギーを消費するのは、心臓と筋肉です。
特に筋肉はからだの中で最も大きな組織であるため、筋肉量が増えるとエネルギーの消費量も増えます。
ところが、筋肉量も加齢とともに減少。
中でも足や腕など、からだの様々な部分を動かす「骨格筋」の減少は基礎代謝量の低下につながるといわれています。
筋肉の衰えが肥満のもとなのです。
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