タミフルは5日分飲みきらなきゃダメ？

タミフルの用法5日間

インフルエンザの症状は大体４～５日程度続きます。

その症状を２日くらい短くできるのがタミフルやリレンザといったインフルエンザの治療薬です。

インフルエンザを発症して48時間以内に飲まないと効果がありません。
インフルエンザのウイルス量は48時間でピークに達し、それ以降は下降していくので、増殖を抑制するインフルエンザ治療薬の効果があまり期待できません。

早期にタミフルを飲めば（飲まなくても）２～３日で回復します。

しかし、タミフルは保険の決まり上、5日分処方されます。タミフルが不足したときは2日分とか3日分とかで処方する医師もいました。
しかし、抗インフルエンザ薬を服用していても、治療開始6日後も、８％からインフルエンザウイルスが検出されたとの報告があります。
また、小児インフルエンザ患者については、解熱後も数日間は、咽頭や鼻腔からウイルス排泄が続くと報告されています。

自分は回復しても、まだウイルスをばらまいている状態なのです。
感染拡大の防止、耐性ウイルスの出現防止の観点から、5日間の服用が大切なのです。

タミフルは3日で効く？

大半の患者はタミフルの３日間投与で解熱効果を得ていたわけであるが、このことが「タミフルの投与期間は３日でよい」ことを示すわけではないことに注意が必要である。

というのは、抗インフルエンザ薬を服用していても、治療開始６日後も、８％からインフルエンザウイルスが検出されたとの報告があるからだ。

また、小児インフルエンザ患者については、解熱後も数日間は、咽頭や鼻腔からウイルス排泄が続くと報告されている。

感染拡大の防止、耐性ウイルスの出現防止の観点から、薬剤師は患者や患者の父兄に、５日間の服用をしっかり指導すべきである。

タミフルのコンプライアンスは悪い？

インフルエンザと診断され、抗インフルエンザウイルス剤タミフルを処方された人の５人に１人が、自己判断で服薬を中止していることが１月18日、厚生労働省の国民健康づくり運動を支援する健康日本21推進フォーラム(理事長:高久史麿氏)によるインターネット調査で明らかになった。
調査は感染経験のある20～60代の男女500人を対象にインターネットを使って行われた。タミフルを処方されたのは約６割で、１日分以上を飲み残した人は19.2％、特に20代の飲み残しは25.4％と４人に１人に上った。飲み残した人では、医師・薬剤師らによる服薬指導を受けた割合が飲みきった人より低かった。
途中で服用をやめた理由のほとんどは「症状が改善されたため」。しかし、実際は治療不十分である可能性があり、それが感染の広がりやタミフル耐性ウイルスの出現にもつながるおそれがある。そのため同フォーラムは、決められた５日間を服用するよう呼びかけている。タミフル飲み残し２割　男女500人のネット調査で 国内ニュース ニュース ミクスOnline

飲み残すだろうね。
症状が治まれば。

5人に1人て少ない気がします。
８割は飲みきってるわけですからね。
80点主義の私からすれば合格点です。

耐性ウイルスの拡大は気になるけど、症状が治まっていれば、そんなにウイルスをばらまくことも無いかと。

それよりも、飲み残しを次回インフルエンザに罹ったときのために取っておく、ということは止めたほうがいい。

中途半端に１～２日の残薬を使ってこじれたら、耐性ウイルスをばらまく結果になるかと。

飲み残してもいいけど、飲み残しは捨ててください、と言うほうがむしろいいのかも。