2025年8月31日更新.2,610記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ステロイドランク一覧

▶ステロイドランク一覧

ステロイドランク血管収縮指数商品名一般名規格・剤形備考
I群 ストロンゲスト(最も強力)1869デルモベートプロピオン酸クロベタゾール軟膏/クリーム/スカルプローション
1,600~1900ジフラール酢酸ジフロラゾン軟膏/クリーム
1,600~1900ダイアコート酢酸ジフロラゾン軟膏/クリーム
Ⅱ群 ベリーストロング(かなり強力)1660マイザージフルプレドナート軟膏/クリーム
1660リンデロン‐DPジプロピオン酸ベタメタゾン軟膏/クリーム/ゾル
500ネリゾナ吉草酸ジフルコルトロンユニバーサルクリーム/ 軟膏/クリーム/ソリューション
500テクスメテン吉草酸ジフルコルトロン軟膏/ユニバーサルクリーム
220~600トプシムフルオシノニド軟膏/クリーム/Eクリーム/スプレー/ソリューション
220~600シマロンフルオシノニドゲル/クリーム/軟膏
360ビスダームアムシノニド軟膏/クリーム
360パンデル酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン軟膏/クリーム/ローション
-フルメタフランカルボン酸モメタゾン軟膏/クリーム/ローション
-アンテベート酪酸プロピオン酸ベタメタゾン軟膏/クリーム/ローション
Ⅲ群 ストロング(強力)1700メサデルムプロピオン酸デキサメタゾン軟膏/クリーム/ローション
-ボアラ吉草酸デキサメタゾン軟膏/クリーム
360リンデロン‐V、リンデロン‐VG吉草酸ベタメタゾン軟膏/クリーム/ローション
360ベトネベート、ベトネベートN吉草酸ベタメタゾン軟膏/クリーム
100フルコート、フルコートFフルオシノロンアセトニドフルコート軟膏/クリーム/スプレー/外用液
フルコートF軟膏
-エクラーデプロドンプロピオン酸エステル軟膏/クリーム/ローション
Ⅳ群 ミディアム(中程度)360リドメックス吉草酸酢酸プレドニゾロン軟膏/クリーム/ローション
360アルメタプロピオン酸アルクロメタゾン軟膏
75レダコートトリアムシノロンアセトニド軟膏/クリーム
50ロコイド酪酸ヒドロコルチゾン軟膏/クリーム
260キンダベート酪酸クロベタゾン軟膏
-グリメサゾンデキサメタゾン・脱脂大豆乾留タール軟膏
-オイラゾンデキサメタゾンクリーム0.05%/クリーム0.1%
Ⅴ群 ウィーク(弱い)-オイラックスH酢酸デキサメタゾンクリーム
-プレドニン酢酸プレドニゾロン眼軟膏
-テラ・コートリルヒドロコルチゾン・クロタミトン軟膏
-エキザルベヒドロコルチゾン・混合死菌製剤軟膏

ステロイド外用薬の強さ

患者からよく聞かれる質問として、「どっちの薬が強いですか?」というものがある。ステロイド外用薬については、その質問に自信をもって答えることができる。

ステロイド外用薬は、その強さからストロンゲスト、ベリーストロング、ストロング、ミディアム、ウィークの5段階に分けられる。市販のステロイド外用薬では、フルコートなどのストロングクラスが最強で、ストロンゲストやベリーストロングのものはない。

ステロイド外用薬の使い分け

基本的に炎症が弱ければウィークかミディアム、強ければストロングを勧める。皮膚が弱い乳幼児はウィークかミディアム、強ければストロングを勧める。皮膚が弱い乳幼児はウィークかミディアムが原則となる。ただし、乳幼児や吸収のよい部位でも、かき壊して症状がひどくなっている場合は効果の高いステロイドを使わなければ炎症を抑えられないことがある。ウィークかミディアムを漫然と使って悪化させるより、ストロングを使用した方がよい場合もある。

強力なものでは、多量または長期使用で、副腎機能低下などの全身的副作用、皮膚萎縮、口囲皮膚炎、酒さ様皮膚炎などの局所副作用が問題となる。しかし、副作用が怖いからと低いレベルのものから使用すると、効果が不十分な薬を使い続けることでかえって症状が悪化する場合がある。

顔、首、わき、陰部などは皮膚が薄く、副作用を生じやすいので、効力の弱いものを使ったり、塗布回数を減らすなどの工夫が必要である。皮疹の改善とともに強さのランクを下げた製剤に変更するか塗布回数を減らす。

処方薬を選択するのは医師なので、使い方に関するアドバイスは処方箋記載内容の範囲にとどめた方がよいが、OTCにもストロング以下のステロイド外用薬があるので、購入者に対しては適した薬剤を選択できるよう覚えておく。

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