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ステロイドランク一覧
公開. 更新. 投稿者:アトピー性皮膚炎/ステロイド外用薬.この記事は約3分6秒で読めます.
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ステロイドランク | 血管収縮指数 | 商品名 | 一般名 | 規格・剤形 | 備考 |
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I群 ストロンゲスト(最も強力) | 1869 | デルモベート | プロピオン酸クロベタゾール | 軟膏/クリーム/スカルプローション | 劇 |
1,600~1900 | ジフラール | 酢酸ジフロラゾン | 軟膏/クリーム | ||
1,600~1900 | ダイアコート | 酢酸ジフロラゾン | 軟膏/クリーム | ||
Ⅱ群 ベリーストロング(かなり強力) | 1660 | マイザー | ジフルプレドナート | 軟膏/クリーム | |
1660 | リンデロン‐DP | ジプロピオン酸ベタメタゾン | 軟膏/クリーム/ゾル | 劇 | |
500 | ネリゾナ | 吉草酸ジフルコルトロン | ユニバーサルクリーム/ 軟膏/クリーム/ソリューション | 劇 | |
500 | テクスメテン | 吉草酸ジフルコルトロン | 軟膏/ユニバーサルクリーム | 劇 | |
220~600 | トプシム | フルオシノニド | 軟膏/クリーム/Eクリーム/スプレー/ソリューション | 劇 | |
220~600 | シマロン | フルオシノニド | ゲル/クリーム/軟膏 | 劇 | |
360 | ビスダーム | アムシノニド | 軟膏/クリーム | 劇 | |
360 | パンデル | 酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン | 軟膏/クリーム/ローション | ||
- | フルメタ | フランカルボン酸モメタゾン | 軟膏/クリーム/ローション | 劇 | |
- | アンテベート | 酪酸プロピオン酸ベタメタゾン | 軟膏/クリーム/ローション | 劇 | |
Ⅲ群 ストロング(強力) | 1700 | メサデルム | プロピオン酸デキサメタゾン | 軟膏/クリーム/ローション | 劇 |
- | ボアラ | 吉草酸デキサメタゾン | 軟膏/クリーム | ||
360 | リンデロン‐V、リンデロン‐VG | 吉草酸ベタメタゾン | 軟膏/クリーム/ローション | ||
360 | ベトネベート、ベトネベートN | 吉草酸ベタメタゾン | 軟膏/クリーム | ||
100 | フルコート、フルコートF | フルオシノロンアセトニド | フルコート軟膏/クリーム/スプレー/外用液 フルコートF軟膏 | ||
- | エクラー | デプロドンプロピオン酸エステル | 軟膏/クリーム/ローション | ||
Ⅳ群 ミディアム(中程度) | 360 | リドメックス | 吉草酸酢酸プレドニゾロン | 軟膏/クリーム/ローション | |
360 | アルメタ | プロピオン酸アルクロメタゾン | 軟膏 | ||
75 | レダコート | トリアムシノロンアセトニド | 軟膏/クリーム | ||
50 | ロコイド | 酪酸ヒドロコルチゾン | 軟膏/クリーム | ||
260 | キンダベート | 酪酸クロベタゾン | 軟膏 | ||
- | グリメサゾン | デキサメタゾン・脱脂大豆乾留タール | 軟膏 | ||
- | オイラゾン | デキサメタゾン | クリーム0.05%/クリーム0.1% | ||
Ⅴ群 ウィーク(弱い) | - | オイラックスH | 酢酸デキサメタゾン | クリーム | |
- | プレドニン | 酢酸プレドニゾロン | 眼軟膏 | ||
- | テラ・コートリル | ヒドロコルチゾン・クロタミトン | 軟膏 | ||
- | エキザルベ | ヒドロコルチゾン・混合死菌製剤 | 軟膏 |
I群 ストロンゲスト(最も強力)
最も体に吸収されやすい成分を使用。
含まれる成分量は少ないが、作用が強いため原則として子供には処方されない。
連続使用の場合、大人で1週間以内を目安に。
Ⅱ群 ベリーストロング(かなり強力)
大人では体幹部、子供では腕や足など四肢に処方されることが多い。
大人の場合、連続使用は1週間以内、子供の場合は数回にとどめるよう注意を。
Ⅲ群 ストロング(強力)
大人への処方は全身~体幹部限定、子供の場合は顔や陰部を除く体幹部。
連続使用は大人で2週間以内、子供で1週間以内に。
Ⅳ群 ミディアム(中程度)
大人・子供ともに、顔を含めた全身に処方される。
連続使用は、大人は2週間以内に、子供は1~2週間以内に。
Ⅴ群 ウィーク(弱い)
ステロイド成分は体に吸収されにくいものの、含まれる量は多いので、安心できない。
薬を最も吸収しやすいお尻や陰部にも処方される。
連続使用は、大人も子供も2週間以内に。
ステロイドランクの選び方
ステロイド外用薬は、皮膚の炎症を鎮静させる目的で使用します。
臨床効果の強い順にⅠ~Ⅴ群の5段階に分類されており、効果の高さと局所性の副作用の起こりやすさは一般的には並行することから、必要以上に強いステロイド外用薬を選択することなく、重症度に見合った薬剤を適切に選択することが重要です。
副作用が怖いからと低いレベルのものから使用するという選択方法は間違いです。
効果が不十分なOTCを使い続けることでかえって悪化する場合があります。
基本的に、炎症が弱ければウィークかミディアム、強ければストロングを勧めます。
皮膚が弱い乳幼児はウィークかミディアムが原則です。
ただし、乳幼児や吸収のいい部位でも、かき壊して症状がひどくなっている場合は効果の高いステロイドを使わなければ炎症をおさえられないときがあります。
ウィークかミディアムを漫然と使って悪化させるより、ストロングを使用した方がいい場合もあります。
数日使用してかゆみが減る程度の強さが必要だと思います。
ステロイド外用薬の特徴
ステロイド外用薬は、その強さからストロンゲスト、ベリーストロング、ストロング、ミディアム、ウィークの5段階に分けられる。
長期連用による局所の副作用に注意し、小児・高齢者・妊婦などでは慎重に使用する。
年齢、疾患の重症度、部位に応じ使い分ける。
顔面、頸部、腋窩、陰股部は皮膚が薄く、副作用を生じやすいので、効力の弱いものを用いたり、塗布回数を減らすなどの工夫が必要である。
皮疹の改善とともに強さのランクを下げた製剤に変更するか塗布回数を減らす。
強力なもの(ハロゲン化のものが多い)では多量または長期使用(特に炎症部位、粘膜などへの適用)で、副腎機能低下などの全身作用、皮膚萎縮、口囲皮膚炎、酒さ様皮膚炎などの局所副作用が問題となる。
また、クリーム剤の刺激性も考慮に入れる必要がある。
一方、ハロゲンの入っていないヒドロコルチゾン酪酸エステルなどの効果はそれほど強力ではなく、全身および局所の副作用も弱い。
日本で開発されたパンデルやリドメックスは、局所では高い有効性があり、吸収されると体内で活性の弱いステロイドに代謝されるアンテドラッグであり、全身的副作用がさらに弱い。
個々の薬剤の効力を確かめる意味から合剤は用いない方がよい。
明らかな感染を合併する場合は別途感染症治療を行う。
アトピー性皮膚炎をめぐって反ステロイドキャンペーンが展開され、民間療法などに変更して増悪するケースが多い。
ステロイド外用剤には、確かに前述したような副作用が報告されているが、うまく使えばきわめて有用性が高い。
失敗例は専門外の医師の処方や患者自身の変更によることが多く、皮膚科専門医によるきめ細かな指導が原則である。
市販のステロイドで一番強いものは?
病院でもらったマイザーやアンテベートなどを持ってきて、「これの代わりになる薬はありますか?」とドラッグストアに購入に来るお客さんがいる。
市販のステロイドでベリーストロングやストロンゲストのランクのものは無い。
最高でもストロングのものになる。
ベトネベートやフルコートなど。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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