2024年11月20日更新.2,474記事.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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マンジャロとトルリシティの違いは?

初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬

マンジャロ皮下注アテオス(チルゼパチド)は、2023年4月に発売された、GIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP(グルカゴン様ペプチド)‐1の2つの受容体に作用する初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬です。

先生

GLP-1受容体作動薬は、血糖値が高いときだけ働く薬なので低血糖を起こしにくいです。また食欲を抑えることで体重が減ります。

用法用量は以下の通り

通常、成人には、チルゼパチドとして週1回5mgを維持用量とし、皮下注射する。ただし、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後、週1回5mgに増量する。

なお、患者の状態に応じて適宜増減するが、週1回5mgで効果不十分な場合は、4週間以上の間隔で2.5mgずつ増量できる。ただし、最大用量は週1回15mgまでとする。

週1回の使い方なので、毎日使う注射よりもストレスなく使うことができる。

トルリシティも週1回の使用で良いが、持続性GLP-1受容体作動薬であり、GIPには作用しない。

トルリシティには0.75mgアテオスの規格しか無いが、マンジャロは2.5mg/5mg/7.5mg/10mg/12.5mg/15mgアテオスと6規格ある。冷所保存の薬は返品できないので、全て揃えたらデッドストックになる可能性が高い。2.5㎎と5㎎だけ置いておいて、あとは処方時に注文か。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

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