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アルファロール内用液をプラスチック容器に入れちゃダメ?
公開. 更新. 投稿者:骨粗鬆症.この記事は約2分34秒で読めます.
8,031 ビュー. カテゴリ:プラスチックを溶かす成分
アルファロール内用液のQ&Aに以下のように書かれている。
Q. アルファロール内用液を他の容器に移し替えても良いですか
内用液を移し替える場合は、遮光のガラス瓶をご使用ください。
添加物に食用油の一種である「中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)」を使用しており、その性質として、一部のプラスチックを変質・脆化させる恐れがあります。
従って、お取り扱いの際には、プラスチックとの接触を避けた投与、保管をお願いします。小分け用のガラス瓶とスポイトをご用意しております。
弊社担当者までお問合せください。
アルファロール内用液は、添加剤として、中鎖脂肪酸トリグリセリドと無水エタノールを含有しています。
中鎖脂肪酸トリグリセリドが使用されているのは、アルファカルシドールは脂溶性で水に溶けず、油に溶かす必要があるためです。
中鎖脂肪酸トリグリセリドは、中鎖脂肪酸カプリル酸、カプリン酸のトリグリセライド主成分の油脂であり、MCT油脂とも呼ばれる。やし油を化学的に分離・濃縮して製造されるもので、いなり寿司やおにぎりなどのつや出しや、加工食品の離型剤としても使用されている。中鎖脂肪酸トリグリセリドは、プラスチックをもろくする性質があり、アルファロール内用液は褐色透明のガラス瓶に入っている。
そのため、「アルファロール内用液をプラスチック瓶に入れた場合に、蓋として使っていたスポイトの目盛りが薄くなった」「容器内部が白濁した」という現象が起きている。
そこで2018年6月、同薬の外箱に「投与・保管の注意点」として「プラスチック製の医療機器等を用いた投与は避ける」「別の容器へ移し替える際はプラスチック製の小分け容器等を使用しない」と記載された。
ビタミンDと骨粗鬆症
ワンアルファなどのビタミンD製剤は骨粗鬆症に使われます。
ビタミンDはカルシウムの腸からの吸収を促進させます。
カルシウムは骨の成分なので、血中カルシウムが上昇すれば骨に吸収されて、骨が強くなる。
というわけではない。
血中カルシウム濃度が上昇することで、ネガティブフィードバックにより副甲状腺ホルモンが低下し、骨吸収が抑制される。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。