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血圧計の耐用年数は?
公開. 投稿者:高血圧.この記事は約1分25秒で読めます.
1,737 ビュー. カテゴリ:血圧計の買い替え
患者さんから、「数年前に買った血圧計がもう壊れたんだけど」というクレームが来ることがある。
保証期間は既に過ぎているので、買い替えてもらうしかないが、不満たらたら。
血圧計や血糖測定器の耐用年数というのは一般的にどのくらいなのだろうか?
医療機器の添付文書に「耐用期間」が載っている。
血圧計の耐用期間
・テルモ電子血圧計 W500:4 年あるいは 10,000 回
・オムロン 上腕式血圧計 HEM-7500シリーズ:5年あるいは3万回のいずれか早く到達した方とする。
・シチズン上腕式血圧計 CHUR901:5年もしくは最大30,000回のいずれ か早く達した方
「標準的な耐用期間を越えて使用しないでください。 」と書かれているものもある。
結局、機械の劣化によって誤差が生じていてもわからないし、それによって健康被害が出てメーカーが訴えられたら、と考えると「使用しないでください」となる。
4~5年って結構短い印象。私が購入した血圧計もそのくらいは経っている。高い数値が出るのも壊れている可能性がある。
薬局にも血圧計を設置しているが、軽く5年は経過している。もう撤去するか、新しいものに変えたほうがいいだろう。
日本高血圧学会のHPに、メーカーごと、製品ごとの本体およびカフ耐用期間についてまとめられている。
家庭用血圧計は、臨床性能試験において同等の品質(聴診法に対する平均誤差±5mmHg以内)で製造され出荷されている。このため、メーカーや機種によって測定値に大きな差は基本的には生じない。ただし、血圧計本体やカフは耐用期間が決まっており、購入後の経過年数や使用頻度によっては測定値にずれが出る可能性がある。
カフの耐用年数は1~2年程度と、本体よりも短く、破損や空気漏れが生じた場合には別売品の購入が必要となる。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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