2021年9月21日更新.2,630記事.7,211,886文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたいなと。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

ペット用の薬?

動物用医薬品

最近、ドラッグストアでも見かけるようになった動物用医薬品。

ペットショップやホームセンターで見かけることはあったが、どのような規制があるのかはよく知らない。

まず、「医薬品医療機器等法」において、医薬品とは、疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的の物や身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物で、機械器具等でないものと定義されています。

身体とは定義されているが、それが人間であるとは明記されておらず、動物も対象となるわけだ。

薬機法は厚生労働省の管轄だが、動物用医薬品に関わる法律として「動物用医薬品等取締規則」というものもあり、そちらは農林水産省の管轄である。

動物用医薬品販売業の申請については、動物用医薬品等の製造販売業等許可関係申請・届出書様式:農林水産省 (maff.go.jp)を参考に。

書類の提出先は、許可を受けようとする事務所が所在する都道府県の動物薬事担当窓口です(農林水産省ではありません)。

うちの県では保健所でした。

動物とは?

動物用医薬品の投与の対象となる動物は、産業動物(食料生産動物、経済動物)と伴侶動物(コンパニオンアニマル)に分けられ、その飼養目的が異なります。

産業動物には家畜(牛、馬、豚、山羊、羊など)、家きん(鶏、うずら、七面鳥など)、養殖魚(ぶり、たい、うなぎ、ひらめ、あゆ、くるまえびなど)及び特用家畜(みつばち、ミンク、蚕など)があり、伴侶動物としては、犬、猫、小鳥、観賞魚などがあります。

犬用と犬猫用

内外製薬から販売されているペット用医薬品があるが、

動物用医薬品 | 内外製薬株式会社 (naigai-pet.com)

犬用だか犬猫用だかネーミングからはわかりにくい。

犬の風邪薬パインスター:犬用
ネオ 犬の虫下し犬チョコ:犬用
犬チョコシロップ:犬用
内外犬猫胃腸薬:犬猫用
犬チョコ目薬V:犬猫用
犬チンキ:犬猫用
犬チンキスプレー:犬猫用
イルスキン:犬猫用

アスピリンは犬や猫では安全域が狭く注意が必要である。犬と猫でも致死量は異なる。犬の風邪薬パインスターには、アスピリンが配合されており、犬用に作られているので、猫に投与してはいけない。

「ネオ 犬の虫下し犬チョコ」や「犬チョコシロップ」がなぜ犬専用なのかはよくわからない。
成分のクエン酸ピペラジン配合の薬で、他メーカーだと犬猫用のものもあるので、成分自体に問題は無さそうだ。
どなたかご存知の方がいたらお教えください。

とにかく、販売時には、使用対象動物の確認は必須である。

薬剤師

勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。

先生

そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。


カテゴリ

プロフィール

yakuzaic
名前:yakuzaic
職業:薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
生息地:雪国
「薬剤師なんて辞めてやる」をモチベーションにしてブログを書いています。

最新の記事


人気の記事

おすすめ記事

・現役薬剤師が教える!すぐ辞める地雷薬局の見極め方

検索