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人工涙液マイティアは使えない?
公開. 更新. 投稿者:眼/目薬/メガネ.この記事は約1分30秒で読めます.
10,650 ビュー. カテゴリ:人工涙液マイティアと防腐剤
今や目薬は「防腐剤無添加であるべきだ」というような風潮。
長期に使用する緑内障点眼薬や抗アレルギー点眼薬なんかは特に防腐剤無添加を売りにするものが多くなってきています。
ひねくれ者の私は、点眼時に睫毛に付かないようにするとか、開封後しばらく経った目薬を使わないとか、衛生管理のほうが重要なんじゃないかと主張してみたりする。
「もったいないから」と1週間使い捨てのコンタクトレンズを1か月使うような人に、防腐剤無添加の目薬を使っても意味がない。
そんな防腐剤の話。
ドライアイに使う人工涙液といえば、いまや市販のソフトサンティアが眼科医も推奨するほど。
医療用の人工涙液マイティアの処方なんて、近頃見ませんが、まだ販売しています。
人工涙液マイティアがあまり処方されないのは、防腐剤が入っているからです。
防腐剤とは何か。「塩化ベンザルコニウム」。いや、今は「ベンザルコニウム塩化物」という。
防腐剤は目薬の細菌汚染を防いでくれますが、頻回に点眼することにより角膜障害が表れる可能性もあります。
人工涙液マイティアの成分
塩化ナトリウム 5.5mg
塩化カリウム 1.6mg
乾燥炭酸ナトリウム 0.6mg
リン酸水素ナトリウム水和物 1.8mg
ホウ酸 12mg
ヒプロメロース
ベンザルコニウム塩化物
ホウ酸も防腐剤っぽいが、等張化剤や緩衝剤という感じらしい。
ソフトサンティアの成分は、
塩化カリウム 0.1%
塩化ナトリウム 0.4%
添加物として、ホウ酸、pH調節剤
防腐剤は入っていない。
その分細菌汚染は進みやすいので、通常の目薬であれば開封後1か月はもつのに対しソフトサンティアは「開栓後、約10日間以上すぎた場合は使用しないでください。」となっている。
ベンザルコニウム塩化物は、コンタクトレンズに吸着されるので、コンタクトレンズ装用者は使えません。
そのため「したまま点眼」できたほうがよいドライアイ気味のコンタクトレンズ装用者には防腐剤無添加のソフトサンティアがよい。
てゆーか、ドライアイならメガネにしろ。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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