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バクタの減感作療法?
公開. 更新. 投稿者:抗菌薬/感染症.この記事は約2分34秒で読めます.
9,576 ビュー. カテゴリ:ST合剤の減感作療法
「減感作療法」と聞くと、アトピーとかアレルギーの治療で行うあの減感作療法を思い浮かべる。
シダトレンスギ花粉舌下液とかアシテアダニ舌下錠とかの。アレルゲン免疫療法とも言う。
バクタ(ST合剤)などの抗菌薬で、薬剤アレルギーのため発疹が出るような患者さんに、少量から投与する減感作療法を行うことがある。
通常、薬剤アレルギーが起これば代替薬を使うものだが、代替薬が見つからなければ、それを使うしかない。のだろう。サムチレールじゃダメなのかな。
化学療法におけるニューモシスチス肺炎予防に使われるときに、この減感作療法がみられる。
ニューモシスチス肺炎(PCP)の予防投与は連日1錠または1日2錠を週に3回で投与する。発熱や皮疹などST合剤による薬剤アレルギーのため継続困難な場合は、一度中止し、症状軽快後に脱感作療法後に再導入が検討される。脱感作療法を行うことにより70%以上の症例で予防量は再導入可能となる。ST合剤の脱感作スケジュールは以下のようなものが知られている。発熱や発疹が出現した場合はその時点で増量を中止し、同量で維持すると症状が消退する。
ST合剤 – Wikipedia
投与日 朝 夕 1日目 0.005g 0.01g 2日目 0.02g 0.04g 3日目 0.1g 0.2g 4日目 0.4g 0.8g 5日目 1.0g 1.0g
脱感作療法ともいう。
危険な気もするが、70%以上の症例で再導入可能と聞くと、いけそうな気もする。
1回量0.005gとか、院外で処方されたらキツいですね。
ちなみにバクタのニューモシスチス肺炎予防に使う通常量は、
通常,成人には1日1回1~2錠(顆粒の場合は1~2g)を連日又は週3日経口投与する。
週3日だけ飲む形でもいい。
減感作療法
・アレルギー患者に対して、アレルゲンを繰り返し投与することにより体を慣らし、根本的な体質改善を目指す治療法を、特異的免疫療法(減感作療法)という。
・対象のアレルゲンエキス(製剤)の投与を低濃度・少量から開始し、少しずつ増量して過敏性を減少させるため、効果が出るまでに数か月はかかり、3年以上は治療を続けることが望ましいといわれている。
・アレルギー反応に基づいた副作用(特にアナフィラキシーショック)の発現に注意する必要がある。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
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以下サイトに”必ず入院管理下で行うこと”と記載がありました。 HIV感染症とその合併症診断と治療ハンドブックhttps://www.acc.ncgm.go.jp/medics/treatment/handbook/part1/3-03.html