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ザイロリックとイムランは併用禁忌?
公開. 更新. 投稿者:相互作用/薬物動態.この記事は約1分12秒で読めます.
2,510 ビュー. カテゴリ:チオプリン製剤とプリン体
ザイロリックはキサンチンオキシダーゼ阻害薬。
イムランはそのキサンチンオキシダーゼで代謝されるアザチオプリン。
ザイロリックの添付文書には、
メルカプトプリン(6-MP)
アザチオプリン臨床症状・措置方法骨髄抑制等の副作用を増強する。
これらの薬剤の用量を1/3~1/4に減量すること。
機序・危険因子本剤がアザチオプリンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害する。その結果6-メルカプトプリンの血中濃度が上昇する。
と、書いてある。
併用注意レベル。
これに対し、同じキサンチンオキシダーゼ阻害薬のフェブリク(フェブキソスタット)やウリアデック/トピロリック(トピロキソスタット)の添付文書では、
メルカプトプリン水和物(ロイケリン)、アザチオプリン(イムラン、アザニン)は併用禁忌というレベルになっている。
ザイロリックよりもフェブリクやトピロリックは強力にキサンチンオキシダーゼを阻害するということから、このような記載になっている。
プリンの話
アザチオプリンとかメルカプトプリンとかのプリンの話。
プリン塩基が分解されてキサンチンになって、キサンチンオキシダーゼで代謝される。
プリン塩基とピリミジン塩基の話。
プリン塩基は、アデニン、グアニン。
ピリミジン塩基は、チミン、シトシン、ウラシル。
DNAの塩基成分が、アデニン、グアニン、シトシン、チミン。
RNAの塩基成分が、アデニン、グアニン、シトシン、ウラシル。
DANの成分にプリンが入ってる。
細胞の中にプリンが入ってる。
細胞の数が多い食べ物にプリン体が多いのです。
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